プライドが高い人は目標のためのプロセス(努力や調べるための行動)をやたら惜しもうとする。もっと言えば、偶然とか運とか他人からの好意とか、そういった無作為な何かで自分が欲しいと思うものが勝手に寄ってくると思っている。割と本気で。
自分ではない第三者が自分が望んだ結果を持ってくると思うから、自分は何もしなくていい。結果、成長しない。実に簡単な構図だろう。
プライドが高い人は自己愛が誰よりも強い。
言い換えれば、自分が好きで大事すぎるから傷つきたくない。また、周りもそれを許してくれたから、自分は特別だと思いたくてすぐに諦めてしまったり、目標の為の努力から遠ざかってしまうのではないか。
ワガママや傲慢さの一つをとっても、そうやって驕ってしまうのは「自分は特別であるから」というものがあるからではないか。
それをまた「万能感」と言ったりするのだが。
大人になればなるほど失敗が恥に思えてきてチャレンジを惜しみ始める。
ダラダラ現状維持で生きるから、狭い世界にいることを忘れて「むしろ自分は優秀で素晴らしいんじゃないか」と思い込む。
焦ったときには年老いてしまってどうにもならない、なんてことになる。