■ 1. 面倒なことから逃げて人のせいにする
具体例(公共事業の反対運動):
- 担当の役人たちがお手上げ状態
- 会議を開いても「地元が悪い」「予算が足りない」と言い訳ばかり
- 誰も自分がどうにかしようとしない
叱責の内容:
- 「誰かのせいにしてるうちは仕事は1mmも前に進まない」
- 地元が反対してるなら粘って話してこい
- 予算が足りないなら足りるように知恵を絞れ
- 責任は誰かに押し付けるものじゃなく、自分が引き受けるもの
- 自分の仕事の責任を取る覚悟ができないなら今すぐ役人をやめろ
昔の大人との対比:
- 言い訳より先に腹をくくった
- 任せた以上は最後まで自分がケツを拭く
- 命までかける時代もあった
- そういう本当の大人が大勢いたからこそ社会は前へ進んできた
■ 2. 他人のせいにする
典型的な行動:
- 家で嫌なことがあったからって職場で部下に当たり散らす
- 何でもかんでも人に決めさせておいて結果がうまくいかないと後から文句ばっかり
- 上司のくせに仕事が失敗したら全部周りのせい
- 自分の判断ミスや準備不足には一切触れない
選挙の失敗事例:
- 男が「先生、この選挙は私に任せてください。必ず勝ちます」と豪語
- 地元の獣(おそらく「衆」の誤字)たちの意見を無視して自分のやり方ばかりを押し通す
- 結果は惨敗
- 報告会での言い訳:
- 「地元の支援者が動かなかった」
- 「相手陣営が卑怯な手を使った」
- 「上からの支援も足りなかった」
- 自分の采配や判断の誤りには一言も触れず全て周りのせいに
- 反省どころかその態度で周りを黙らせようとする
■ 3. 不機嫌を武器にして周りを操る
基本パターン:
- 自分の思い通りにならないことがあると不くされた態度で周りを自分のいいように動かそうとする
- 口に出して「こうしてくれ」とは言わない(言えない)
- 自分の不機嫌という毒を巻き散らして周りに「俺の機嫌を取れ」「俺の気持ちを察しろ」と無言の圧力
派閥領袖の事例:
- 自分の意に沿わないことがあると会議の席でわざとらしく大きなため息
- 誰とも目を合わせずに黙り込む
- 周りの議員たちが「先生のご機嫌を損ねてしまった」と忖度
- そいつの意見が通るように動き出す
- 政治家以前に大人として失格
■ 4. やってもらって当たり前で感謝がない
心が未熟な人間の特徴:
- 人からの手助けや親切を当然の権利だと思っている
- 仕事を肩代わりしても家のことを率先してやってもありがとうの一言もない
- 少しでも手を抜くと「なんでやってくれないんだ」と文句
優秀だが人望のない官僚の事例:
- どうしても通したい法案があって泣きついてきた
- 派閥の総力を上げて後押しして法案は無事成立
- 法案が通った途端、事務所に顔も見せなくなった
- 派閥の会合で顔を合わせても当たり前のような顔で座ってるだけ
- 礼の一言もない
- 結局誰からも協力が得られなくなり、だんだんと干されていった
子供と大人の違い:
- 子供は与えられることが世界の仕組みだと思っている(だからありがとうがない)
- 大人がそう思ってちゃダメ
- 人は1人では何もできない。他人の助けがあって初めて大きな仕事ができる
- 感謝のないやつはいずれ孤立する運命
■ 5. 自分の話ばかりで人の話を聞かない
国家プロジェクトの大物との会談事例:
- プロジェクトの概要を説明しようとしても、「おお、それについてはわしも若い頃にな」とすぐに自分の武勇伝が始まる
- こっちが話す隙がない
- 1時間後、ほとんど何も話せなかった
- 大物は満足に頷いて「うむ。よくわかった。実に有意義な会談だったな」と言って席を立つ
- 何も聞いてないくせに
- 結局そのプロジェクトは全く進まなかった
幼稚な人間の特徴: 会話ができない。そんな人間とは仕事はできない
■ 6. 本当の大人とは
- 自分のご自慢ではなく:
- 自分の失敗談を笑い話や教訓として語れる人間
- 失敗を他人のせいにせず、そこから何かを学び取る
- 「お前は同じ間違いをするなよ」と人のために役立てられる人間
■ 7. 対処法:心構えが一番大事
基本的な心構え:
- 相手をガキだと思ってこっちが感情的にならないこと
- あいつらの不機嫌なんざおもちゃを買ってもらえなくて駄々をこねてる赤ん坊と同じだと思え
- 大人がおろおろする必要はこれっぽっちもない
- 心の中で「ああ、また癇癪を起こしてやがる」と冷静に距離を置く
- 体が大人になっただけの子供として扱え
重要な視点:
- 今まで「なんでこの人は分かってくれないんだ」と悩んでたのが「ああそりゃ赤ん坊に道理を説いても無駄だよな」といい意味で諦めがつく
- 期待するのをやめられる
- この視点が全体を貫く一番重要な考え方
■ 8. まとめ:幼稚な大人の本質
5つの特徴の本質:
- 人のせいにする
- 不てくされる
- 感謝もしない
- 話も聞かない
- そういうのは全部子供の延長
肩書きと中身のギャップ:
- 背伸びして肩書きぶら下げても心の芯がガキのままなら何をやっても同じ
- そういう奴らは周りを巻き込み、空気を濁し、足を引っ張るだけ
避けられない現実と対応:
- 世の中にはどうしてもそういう輩が混じってくる。避けられない
- 大事なのはそいつらを大人だと勘違いしないこと
- 相手をまともに扱えば扱うほど自分の心が摩耗する
- 赤ん坊に道理を説く暇があるなら自分の責任を引き受けて一歩前に進め
- 背中で示す大人が少しでも増えればこの国はまだまだ立ち直れる