■ 1. スタンフォード監獄実験
- 看守と囚人の役割を与えると権力構造によって行動が急激に変化したとされる実験
- 否定の根拠:
- 研究者が看守役に行動を指示していたことが判明
- 被験者が研究の意図を察して演技していた可能性が指摘されている
- 現在では実験結果そのものが否定されている
■ 2. ユニバース25理想郷実験
- 理想環境のマウス社会が過密化と役割崩壊によって最終的に滅んだとされる実験
- 否定の根拠:
- 崩壊の原因は人口密度という単純な問題ではなく、社会構造も関与している
- 実験結果が「理想郷とは何か」という命題に直接繋がらない
■ 3. パワーポーズ研究
- 胸を張るポーズを取るだけでテストステロンが増加し、自信が高まるとされた研究
- 否定の根拠:
- 後の大規模追試で主要効果が再現されなかった
- 著者自身が後年、効果の実在に懐疑的な立場を表明した
■ 4. マシュマロ・テスト
- 子供がマシュマロを我慢できるほど将来の成功に繋がるとされた研究
- 否定の根拠:
- 後の大規模追試により、家庭環境、親の所得、教育水準が将来を大幅に左右することが判明
- 我慢強さ単体の影響は限定的であることが示された
■ 5. ジャネの法則
- 年少者ほど主観的な時間を長く、年長者ほど短く感じるとされる現象
- 修正の内容:
- 加齢によって新鮮な体験が減少し、脳が記憶を圧縮して処理するため時間が短く感じやすくなる
- 時間感覚は年齢だけでなく体験の度合いによって大きく変化する
■ 6. カンブリア爆発
- 約5億4千万年前に多様な動物が海中で急速に出現・進化したとされる生物史上の大変化
- 否定の根拠:
- 化石記録は生物全体の1%未満しか発見されておらず、見かけ上の現象にすぎない
- 実際には古生代初期の単一の長期放射であったとする見方が濃厚
■ 7. 黄金比
- 自然界や芸術作品に多く見られ、美しいと感じやすい比率とされてきた概念
- 否定の根拠:
- 近年の研究で「黄金比=美しい」という概念が否定されつつある
- 根拠とされたグスタフ・フェヒナーの理論もほぼ否定されている