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【16分で解説】イシューからはじめよ | 生産性を爆上げする思考法

要約:

■ 1. 書籍とイシューの概要

  • 著者について:
    • 安宅和人氏、東京大学大学院卒、マッキンゼー出身
    • 現在は慶応大学教授、ヤフーCSO、政府関連の仕事も担う
  • 本書の主張:
    • 圧倒的に生産性の高い人になる鍵はイシューにある
    • イシューを理解しているかが成果を左右する分かれ目
  • イシューとは:
    • テーマとなる問い、課題を意味する概念
    • 問題を解く力より、何を問題とするか見極める力が重要
      • 課題設定こそ最優先にすべきという考え方

■ 2. 悩むのではなく考える

  • 悩むことと考えることの違い:
    • 悩むことは答えが出ないことが前提
    • 考えることは答えが出ることが前提
  • 悩む状態の例:
    • 売り上げ未達のセールスマンが同じ思考を繰り返す状態
  • 考える状態の例:
    • 具体的なゴールを設定し、原因分析と改善アクションを明確にすること
  • 悩むことの弊害:
    • 焦りやストレスを生み、疲労しか残らない
  • 判別方法:
    • 10分以上考えて埒が明かなければ悩んでいる可能性が高い
    • 著者が最も大切にしているのは悩まないこと

■ 3. がむしゃらに頑張らない

  • 価値の高い仕事の条件:
    • 方向性と努力の両方を高める必要がある
    • 努力より先に方向性、何に取り組むかを決めることが重要
  • 努力先行のリスク:
    • ただ疲れるだけで大きな成果は出ない
      • 日本からアメリカへ船で渡るような非効率さに例えられる
  • 日本的な努力信仰への指摘:
    • 頑張ることが美徳とされ、努力する自分に酔う人が多い
    • 生産性の低い人はがむしゃらに頑張り、精神的に病むことがある
  • 努力への評価の変化:
    • 努力だけが褒められるのは小学生まで
    • 大人になれば何を努力したかが問われる

■ 4. 価値の高い仕事をする

  • 成果を決める要素:
    • イシューの質と、それに対する答えの質の掛け合わせ
  • 巷のビジネス書との違い:
    • 多くは答えの質を高める方法を扱う
    • 著者はイシュー設定を誤れば答えの質を高めても無意味だと主張
  • 事例 - プログラミングスクールの受講者減少:
    • 悪いイシューの例:
      • 「スクールのイメージをどうリニューアルすべきか」という設定
      • 若者向けイメージ改善やバズるCMを答えとしても効果が出ない可能性がある
    • 良いイシューを導く姿勢:
      • 受講者減少の本当の原因を突き止める
      • 必要であれば上司の指示と異なるイシューを提示する
    • 別のイシューの例:
      • 「現役エンジニアをメンターとして採用すべきか」
      • 「アプリ作成支援サービスを追加すべきか」
  • 結論:
    • 誤ったイシューへの100点の答えは意味がない
    • 的確なイシューへの50点の答えの方が仕事として前進する

■ 5. イシューを特定するために一次情報を集める

  • 良いイシューを見つける方法:
    • 一次情報を仕入れること
  • 一次情報とは:
    • 本人が直接体験から得た、加工されていない生の情報
      • 売り場の顧客や店員の声、サービス利用者や開発現場の声など
  • 情報収集の姿勢:
    • 現場に実際に足を運ぶことを強く意識する
  • 情報収集の注意点:
    • インプットは8割程度にとどめる
      • 情報過多はアウトプットの遅れや構想の停滞を招く

■ 6. 仮説を含むイシューを設定する

  • イシュー設定の要点:
    • イシューに仮説、自分なりの仮の答えを含めること
      • やるべきかやめるべきかというスタンスを明確にすること
  • 良いイシューの例:
    • 「自校の卒業時スキルと企業が求めるスキルのギャップを埋めるカリキュラム改善」というイシュー
      • スキルギャップが広がっているという仮説を含む
  • 仮説のないイシューの問題点:
    • スタンスが曖昧だと網羅的な調査が必要になり作業量が膨大化する
      • 「スクールの今後はどうなるか」等が悪い例
    • 曖昧なイシューは解決しても次の行動につながらない

■ 7. 成果につながらないイシューを避ける

  • 良いイシューの条件:
    • 達成した際の成果、インパクトが大きいこと
  • 見極め方:
    • 常識的なイシューと自分が設定したイシューの差異を明確にする
  • 悪い例:
    • 「カリキュラム内容を改善すべきか」という誰でも答えがYESになるイシュー
      • どのスクールにも当てはまり、常識的すぎる
  • 差異が説明できない場合の問題:
    • 誰でも真似できるありきたりなイシューになる
      • 調査分析しても仕事が前進しない

■ 8. イシューを抑え続ける

  • イシューを見失うリスク:
    • 調査分析や資料作成に没頭すると当初のイシューを忘れがち
  • 対策:
    • イシューを紙やメモアプリに書き出し、常に目に入る状態にしておく
  • イシュー設定・保持の効果:
    • 良いイシューを設定できればビジネスマンの上位20%に入れる
    • イシューを抑え続けられれば周囲の意見に左右されなくなる
  • 実践方法:
    • 各業務のイシューを設定し、上司や同僚と議論して共有する
      • 決定後はイシューを意識しつつ作業に没頭することを繰り返す