↑の件について
「社内における確認体制やモラル意識の甘さ」
たぶんこれ、よかれと思って言ってるんだろうけど、僕がイラストレーターさんだったら「俺の表現は十分なモラル意識があれば弾かれるものだと言うのか」って損得前後一切なしで激怒するだろうな…。
怒ってるとかそういうのじゃなくて、そうしないといけないんですよね。
私も似たようなことが起きた時に担当者に対して問いただしただけで終わらせてしまったのを今でも失敗だったと思ってるけど、だからと言って初めてそういうことになった時に社会規範とか無視して適切な行動なんか完璧にはできませんよ。
イラストレーターが自分の立場を守るためには不適切とか言われたら即担当者の頭かち割って社長に土下座させないといけないんだけど、バチンとスイッチ入れてそうできる人ってなかなかいないんだよな。
このムーブを即座にできるかどうか。結局一番大事なのはそこですよ。
むしさんが非常に正しいことを言っていた。そうなんですよね、これは「やらなきゃいけない」んですよ。
やりたくなくてもやらなきゃいけない。ここで押し込まれると、フリーや個人、あるいは零細企業はどんどん悪い立場に追い込まれる。これは「出来なきゃいけない」ことなんですよね。
フリーとか起業に行く人は絶対に覚えておくべきことですし、出来ないと本当にくたばります。究極的に言えば、これが出来ない人間はビジネスパートナーに足る能力がないってことですし。
・筋が見える
・筋が通せる
この二つの能力は本当に大事で、通すのは胆力と場慣れの問題ですがまずは「見える」が大事ですね。筋が見えない人とは一切の交渉が出来ないので、完全に商売が成立しない。
会社なら「一度持ち帰って上に確認します」が使えますが、フリーの一人親方や零細起業の社長プレイヤーだと、筋違いが発生した瞬間に瞬発力で「筋が通ってねえだろ」って言う能力がないとマジできつい。これはぐちょぐちょにされながら鍛えましたね。
「大企業相手に個人でケンカなんて怖い、干されるのでは」って話ありますが、小さい存在がバカデカいのと喧嘩して勝つたった一つの方法が道理と筋を通すことですし、どんなデカい会社でもそれなりに戦えますよ。
道義や筋というのは、商売人にとって非常に重要なものです。そして、企業は大きくなればなるほど道義的責任を強く要求されます。要するに、筋違いをやると社会的信用を失うことになります。だからこそ、筋をきちんと強く通すことがフリーや個人事業主といった弱い立場には必要なんですよ。
知見だ