アメリカや欧州などで現地時間の20日夜から21日未明にかけて皆既月食が観測されました。この皆既月食は赤く染まって見えるため「スーパーブラッドウルフムーン」と呼ばれて話題になりましたが、その最中にいん石が月にぶつかり、多くの人に観測されています。
光が瞬いたのはわずかな時間でしたが、これを発見した人が「月にいん石が衝突したのではないか?」と海外掲示板のredditにスレッドを立てます。そしてスペインにあるウエルバ大学の研究者・Jose M. Madiedo氏がこの現象をいん石の衝突であると確認したとのこと。Madiedo氏ら研究者は長年月食中のいん石衝突を観測したいと考えてきましたが、これまではその明るさから観測が難しかったそうです。2014年にも月面にいん石が衝突する様子は観測されていますが、月食中ではありませんでした。