イギリス・ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の生物物理学者トーマス・ノウルズ氏ら研究チームは、蜘蛛の糸の特性を模倣した植物由来の新しい材料を開発しました。
研究チームは、植物タンパク質として「大豆タンパク質分離物(SPI:soy protein isolate)」を利用しました。
SPIは大豆油生産の副産物として容易に入手できるため、原材料としては非常に優秀です。
そしていくつかの処理によって、水素結合で強化された大豆タンパク質構造の形成に成功。
また通常のプラスチックと同等の性能と耐久性を備えていますが、生分解性があり、ほとんどの自然環境で分解されます。