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従来より1000万倍以上も効果的な水の消毒法が開発される、空気中の酸素を使ってその場で実行可能

そこで研究チームは、金とパラジウムから作られる触媒を用いることで、空気中の酸素と水に含まれる水素を反応させ、瞬時に過酸化水素を生成する手法を開発しました。実際にこの手法が水の消毒に有効かどうかを確かめるため、研究チームは水に含まれる大腸菌を殺す効果やプロセスについて、市販の過酸化水素や塩素消毒の効果と比較するテストを行いました。

テストでは、新たに開発された手法が水素と酸素から過酸化水素を作り出すと同時に、活性酸素として知られている化合物も生成していることが判明し、この活性酸素が水の消毒において大きな役割を果たしていることも判明しました。また、触媒ベースの消毒手法は、同等の条件下でテストされた過酸化水素と比較して1000万倍以上、塩素による消毒と比較して1億倍以上も効率的に大腸菌を殺すことが示されたとのこと。

金とパラジウムか。治安が悪いところでは盗まれそうだ。