コーネル大学の研究チームは、超急速充電が可能な新構造の二次電池を提唱している。ブロック共重合体の自己組織化現象を利用して電極構造をナノスケールまで微細化するというものであり、実現すればほぼ一瞬で充電が完了するという。研究論文は、英国王立化学会発行「Energy and Environmental Science」に掲載された。
通常の二次電池は、正極と負極をセパレータが隔てる構造になっており、両極間でのイオンの移動を利用して充放電を行う。一方、今回提唱されている新構造の二次電池では、こうした電池の構成要素を結合して三次元らせん構造を自己組織化的に形成する。