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遠心力でロケットを飛ばす宇宙ベンチャー現る 音速の数倍で回転 エンジンなしで高さ数万フィートに到達

仕組みは明快で、真空チャンバーで低圧に保たれた専用加速器内に大型のアームを備えたローターを搭載。アームの先端に取り付けられたロケットを遠心分離機の要領で高速回転(1287~8046km/hで動作)し、その勢いを使って外に射出する。

試験の成功を報じたCNBCによると、全出力の20%で運用した加速器内の回転速度は射出直前で音速の数倍の速さに到達。射出された長さ3mほどのロケットは、エンジン無しで数万フィートの高さに達したという。同社は今後エンジンを追加したバージョンなどもテストするとしている。