新たに開発された光誘導システムは、脳内の「ニューロン(神経細胞)」による「神経伝達物質」の放出を制御することができる。これを利用することで、マウスの記憶を一時的に消すことができたという。
片方のニューロンの興奮がシナプスに伝わると、その末端にある「シナプス小胞」が「神経伝達物質」を放出。これがもう一方のシナプスに結びつくことで、ニューロンからニューロンへとシグナルが伝えられる。
オプト・vトラップは、青色光を照射してシナプス小胞をまとめてしまい、神経伝達物質を放出できないようにする。膜電位を利用しないので、グリア細胞などに対しても効果を発揮する。