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名古屋大学がベンゼンをフェノールに変換する細菌を開発

今回開発した菌体内反応系は、常温常圧の温和な条件下で、ベンゼンを直接的、かつ選択的にフェノールに変換できることから、フェノールの新規合成法としての応用展開が期待できる。また、酵素を活性化する疑似基質を用いることにより、天然に存在する酵素をそのまま利用できるため、遺伝子操作で酵素自体を改変する必要がない。さらに、菌体の培養液に疑似基質を添加するだけで、ベンゼンを水酸化可能になる全く新しい概念の反応系を開発した。

この細菌が環境に漏出したら世の中のベンゼンがフェノールに変換されてしまう...