東洋紡は12月17日、同社の中空糸型正浸透膜(FO膜)が、デンマークで9月から実証実験が行われている「浸透圧発電」のパイロットプラントに採用されたと発表した。2019年9月頃まで実証実験を行い、新たな再生可能エネルギーとして早期の実用化を目指す。
「浸透圧発電」とは、地下から汲み上げた地熱水(塩水)と淡水の塩分濃度の差を利用して発電する。塩分を通さずに水を通す性質を持つFO膜を隔てて塩水と淡水を接触させ、浸透圧差で発生する水流を利用してタービンを回して発電する仕組み。
そんなに水流が発生するものなのか