統一教会関係の話題、今は「アベの法改正で打撃を受けたわけではない」に主戦場が移っていて、迷走ハンパないなぁ。元々法改正の話は「アベは統一教会に便宜供与するどころか霊感商法に不利な法改正をした」という文脈で出てきたのに、今や「アベの手柄じゃない」に論点が移っている。
そういう論点の迷走自体が、批判側の「アベを殴れれば何でもいい」という場当たり的な姿勢を示していて、最早最初の話は関係なくなっている。
安倍政権における法改正が統一教会に打撃を与えたかどうかというのは結果論における評価にすぎなくて、安倍政権において統一教会に不利な法改正が行われたという事実とは関係のない話なので、何か的外れな主張に力瘤入れてるんだよなぁ。
なんで皆さん、アベが絡むと物事の順序や理非を見失ってしまうんですかね。
もう何回も言ってるけど、そもそも安倍晋三と統一教会の関係から癒着を疑う声があって、それに対する反論として安倍政権において霊感商法を規制する法改正があったという話が出てきたので、その法改正が事実として統一教会に打撃を与えたかどうかは関係ないの。どうしてその理屈がわからないかな。
反論となり得るのは、「そんな法改正はポーズに過ぎなくて意図的に実効性のない骨抜きの法案だった」という主張しかないってことくらいわかりませんかね。そういうややこしいことは証明しづらいから話をずらしているんだろうけど。
ひょっとして、すがれる理屈が現時点ではそれしかないから、論点がずれてるのを承知の上で乗っかっているんですかね。それはさすがに醜悪ですよ。
「そんな法改正はポーズに過ぎなくて意図的に実効性のない骨抜きの法案だった」という主張は、さすがに事実関係を考慮すると否定せざるを得ないですよね。
仮に統一教会の衰退が安倍政権による法改正の功績じゃなかったからと言って、それがそもそもの発端である「アベは教会に不利な法改正をした」という反論に一ミリもかすってないってのがどうしてわかりませんかね。
そこの理屈が噛み合っていないから、ムキになって霊感商法が衰退した他の理由や改正法案の欠陥を論っても、単に亡くなった政治家の実績に難癖附けてるだけになっちゃうんだよね。
統一教会と自民党の話、現時点では情報が錯綜し過ぎてるのと、どの陣営も完全にパニックになって真偽不明情報に飛び付いたりしてるからある程度落ち着くまでは深入りしない方がよさそうである。
とりあえず自民党は悪質宗教団体とは手を切れよとは思うけど。
とはいえ、安倍氏と統一教会のつながりについてはそこまで強いつながりがあったかは疑問ではある(来るもの拒まずの精神だったんじゃないの感)。
元々古くからの政治家家系というところもあるので、ヤクザとつながりがあっても別に驚きはないし(良い悪いではなく、昭和はそういう時代だったという話)、そういう流れだったのでは? というのはある。