約六週間で首相辞任となったトレス。彼女の減税をはじめとする経済政策は党首選のときから「財源は？」とツッコまれておりまして。言ってしまえば我が国の旧民主党政権だったわけですよ。現実的な財源を考慮せず景気の良い発言で市場を動揺させ、しまいには掲げていた政策の全てを→
→破棄せざるを得ないところまで追い詰められ、財務相の交代後は「内閣の主導権は新財務相にある」とまで揶揄される挙句。やることなすこと全部裏目でポンドが急落。新聞にはボリス復活論が掲載され、控えている総選挙に不安を抱いたのだろう、保守党も慣例を破って辞任を求める動きを見せたのが、→
→つい数日前。トレス首相は言うてしまえば「英国の鳩山由紀夫」だったのである。ポッポ鳩山と同列に扱うのは少々トレスに失礼かと思わないでもないが、当の保守党および英国民からしたら、こんな事態は前代未聞であり他に形容できない。ある意味英国政治史に名を刻んでしまった点がそっくりなのだ。
ポンコツはどこにでもいるものだな