カイゼン活動をいまだ「日本企業が世界に誇る」みたいなイメージで捉えている人は多いが、大きな間違いだということに気付こう。カイゼンは現場を競わせる。各現場が独自の工夫をして絶対に他を真似ないから、部分最適の権化となる。このカイゼンのタコツボ根性がERP導入の際にも悪影響を及ぼした。
うーむ。
工業系の会社では「現場」とは即ち工場になるのであろうか。
一方、非工業系の会社では「現場」とは○○部門になり、更に○○部門の中の第一XX部、第二XX部と細分化していく。
それぞれ細分化した「現場」がタコツボめいた部分最適を繰り返せば、確かにそこで使われるシステムや概念は複雑化していくことは想像に難くない。
とはいえ、実際どうすればよかったというのか。