ホワイトカラーはAIによって職を追われるという言説があるんだけど、今までの機械化やコンピューター化の例を見てみても、ホワイトカラーの専門職自体が消滅したという事例はあまりなくて、むしろ求められる専門性が高度化していってそこから脱落していった人が職を失ったという例が多い気がしてる
それを職を追われると表現しているのでは...
ともあれ。
例えば、昭和の時代は字が綺麗に書けるだけでホワイトカラーとして人材の価値が認められた時代があった(本当のことだ)。
しかし、ワープロや印刷機が普及すると、字が綺麗というだけでは価値とは認められなくなった。価値を失った彼・彼女らはワープロの操作に習熟する必要に迫られたけれど、実際そこで何割かは脱落したことだろう。
つまり、ワープロによって彼らは職を追われたのだ。
破壊的技術、イノベーションってやつだ。
情報技術はその利用によって人手を減らすこと自体は目的ではない。その利用に見合うだけの資質を持たない者を容赦なく淘汰していく技術なのである。ラッダイト!