ドラッグをやる人の隠語を知らなかったために「うちで一緒に食べませんか(一緒に薬やりませんか)」というお誘いをもらって駅前で太巻買ってノコノコおうちに行ってしまった話、しても良いですか(終わり)
リクエストもらったので続きを書いてみますが、この先の話には特に盛り上がりポイントもオチもないと思う
初対面なのに「うちで一緒に食べませんか」ってお誘いはちょっと不思議でしたが、仕事上がりで飯食いたかったし、あと30分くらいで喫茶店も閉まっちゃうし、外は寒いしね、くらいにしか思わなかったんですよね。
あっ、身バレやらなんやら対策のためにちょっとボカした書き方をしますね。
「自分の分は自分で用意しますんで」ってことだったんで、私も、駅から目的地までの間にあった京樽で、太巻寿司買っていったわけです。節分に恵方巻食べ損ねたし。
(京樽て!ぜんぜんボカせてないやんけ!のツッコミ待ちです、よろしくお願いします。)
お宅にお邪魔してご挨拶を済ませたところで「私は変態なんです、あなたはどうですか?」と聞かれまして、「私はそうでもないと思いますが、わりとどんな話でも大丈夫な方だと思います」と返しながら太巻を取り出した私。何か気まずい沈黙が流れた気もします。
※「変態」は「薬を使う人」の隠語らしい
書き落としていましたが、太巻寿司だけでは足りない気がしたので鉄火巻きも買っていっていました。自分用に。
※今回はお相手の「自分の分は自分で」というご指示に沿って自分の分だけ用意しましたが、普段は自分の寿司だけ持って人様のうちにお邪魔するような人間ではありません
雑談しながら、というかお相手の方のお話を聞きながら、太巻寿司を片付け、仕上げの鉄火巻きに入ったあたりで(お相手がまるで何も食べていないことの違和感よりも)話題がずっとオクスリのことに終始していることが気になりはじめたんです。
話が前後しますが、この段階で私はすでにその方から隠語を使わずに「私はクスリをやる人なんです」という開示を受けており(鉄火巻きの註を入れている場合ではなかった。これだから推敲できないTwitterは困る)驚きはしましたが特に害意は無いようだったので太巻を食べていました。
誤:太巻を食べていました
正:太巻を食べながら話を聞いていました
さて話を戻して鉄火巻きあたりの話題ですが、その方いわく「私は自分で使う薬は自分で調達している」「そのせいで薬目当てに近づいてくる人がいる」「勝手にうちに上がり込んで打っていこうとする人もいた」「自分に近づいてくる人はみんな薬目当てだ」など。
(続き)他にも「素知らぬ顔をして相手にヤられてしまうことを期待してくる人もいる(※A)」「私は相手の同意が無いのに巻き込むようなことはしない」「ラリってしまって勝手にこの部屋に人を呼んでしまう人もいた」「みんな見て見ぬふりをしている」など。
知らない世界の話は興味深いところもあったし、悩んでいる様子が伝わってくる部分もチラホラとあったのですけれど、自分と接点のない話ばかりを延々と聞くのも苦しい気持ちになったので「すみません、知らない人たちの話はうまく話題を共有できないので、別の話題にしませんか」とお伝えしたところ、
「何を他人事みたいな言い方をしてるんですか」と苛立った言い方をされまして。「私、いま責められていますか?何故?」とお訪ねしたら「シラをきるんですか!じゃああのフレンドリストはなんなんですか!!」と。
フレンドリスト(婉曲表現)
つまり、その方と繋がったアプリでの、私のフレンドリストに「薬の関係者が多すぎる」ということらしいんです。
これが(リクエストいただいたにもかかわらず)この話を書くことをためらった理由です。
そのフレンドリストで実際にお会いした方はごく少数なんですが、友人も含まれていて、「私が知らなかっただけであの人もこの人も」という可能性の提示はちょっとしたショックでしたし、
さらに「そこと繋がっているからお前もそうなんだろう」と見ている人が、私の知らないところに(一定数)いる(かもしれない)という衝撃。
先述で※Aと書いたような人物だと、私が思われていたわけです。
ドラッグ・オクスリ・クスリ・薬で表記揺れがありますね。くそぅ、校正したい…
鉄火巻きも終わりまして(寿司のこと筆者が忘れてました)「じゃああなたのフレンドリスト見て誰が関係者か教えてあげましょうか!!」って半ギレでいらしたので(なにが「じゃあ」なのか)(なんかキレてるし帰りたいなー)などの脳内メンバーの声を黙らせて「伺いましょう」とお伝えしましたらば、
「この人は一緒にやったことがあるが、態度が急変して無視されている」「ここ横並びで3人ともそう」「この人は人を集めてやってるらしい」「この人は有名」「会ったことはないが最近有名になってきている」などなど、出るわ出るわという感じで。
ほとんどはまだお会いしたことのない方だったんですが、私のフレンドリストに入っている方で、かつ、Twitterでフォロー/フォロワー関係にある方も数名あがっていました。
あなたも、あなたも、関係者と言うことになってました。
誤:関係者と言うこと
正:関係者ということ
…もうお相手の意図も聞いたし寿司も食い終わったので、ここから先でアンジャッシュのコント的なことは起きません。
「だから、他人事だと思わないでください」という締めでフレンドリストのチェックは終わりまして。
私は「知らなかった。…いま気づいたんですが、一緒にそういったことを楽しむつもりで私を呼んだんですね。意図を知らずに場違いにお邪魔してしまってすみません」と伝えて辞去しようとしました。
「あなたの分の寿司も持たずに」と言っておけば良かった、という反省はさておき(「自分の分は自分で用意」は食べ物のことを言っているのでは無かったことにも、私はちゃんとここで気づいたわけです。賢い)ちょっと私を引き止めて、いくつか隠語についてのレクチャーをしてくれました。
それが、すでに書いた「変態」や「食べる」という表現だったわけです。他にも「あがる」とか「あげる」などの読み/意味に通じる言葉が該当することや、すでにリプライをもらっているいくつかの表現・ワードを教えてくれましたが、知っているものもありました。
これを書く契機になった「どんな隠語が該当するのか」というご質問には一部、途中でいただいた「どんな文句で断ったのか」というご質問には全て、お答えできたように思うのでいったん区切ります。後日起きたこともあるのですが、それはまた機会があれば。
読んでくださった方、おつきあいありがとう。