高学歴のはてなーが知らない話をしてやろう。受験界隈では「キラ勉」と言われている女子学生たちのことだ。
ノートにきれいで丁寧な文字とカラフルな装飾で教科書内容をまとめ直す勉強のやり方をする女子学生を見たことがあるじゃろう。彼女たちのキラキラした勉強のやり方は、しかし勉強効率という点では非常にパフォーマンスが悪いので、twitterの受験界隈からは「キラ勉」と呼ばれて揶揄されている。
実は増田もその一人だった。教科書を美しく写経するとかいう愚かな勉強法に時間を使うから偏差値60も行かないんだろwとか思ってた。
しかし現場の事情はもう少し複雑だった。大学生になった増田は塾講師のアルバイトを始めて、キラ勉の女子高生を担当することになった。もちろん、増田はすぐにそれを辞めさせようとした。大学受験は時間との勝負だ、とにかく少しでも時間を効率的に使わなければいけない、この勉強法は無駄が多すぎる云々と伝えると「この勉強の仕方をやめたら周囲から変に思われるから、できない」というのである。
女子生徒の学校は、勉強は「出来ること」が重要なのではなく「やっていること」、もっと言えば「どのようにやっているか」が重要視されるコミュニティだった。だから勉強もまたお洒落の対象であり、きれいな字とカラーでまとめたノートはお洒落なアイテムを持っているとされて高く評価される。逆にお洒落な勉強をせずに満点をとっても全くお洒落ではないので評価されない。
衝撃的だった。そりゃこういうコミュニティにいる子たちはこぞってキラ勉するわなと思った。だってダサいって思われたら終わりって思うじゃん高校生とか。下手したらいじめられるしさ
これが服とか靴とかの話なら別にだけど、勉強ってのが厄介だと思う。だって勉強だぜ。唯一この日本で誰でも身分をひっくり返せる可能性を持った武器だし、生きていく上で重要な要素が多すぎるのにさ
そんなのがあるのか