日本の学校の多くが「いまだに明治以来の兵隊養成所のままである」というのは、必ずしもそうではなく、ある時期から、たぶん70年代から、「あらためて」明治の教育の二番煎じに傾いたということです。少なくとも戦後には軍国教育が否定されていたわけで、だから、いまからでも否定できるでしょう。★
「ちょうど兵士に似て」という言葉で思うのは、この国の学校は、いまだに明治以来の兵隊養成所のままである、ということです。
立派な兵隊さんになれるように小さい頃から叩き込まれている人ばかりの社会だから、こうなってしまったのか…
70年代って暴走族やヤンキー全盛期の時代で、いわゆる非行少年の時代では。
校則の締め付けを厳しくしたり、内申点などの見えない部分の評価で行動を制限しようとしたのは、軍国教育(笑)に傾いたのではなく、シンプルに暴走族やヤンキー対策、更に言えば治安対策だったと考えるのが自然。
当時の世相を考えずに脳死で「軍国主義!」みたいに考えてしまうのは認知の歪み以前に最低レベルの思考能力すら喪失していることの現れではなかろうか。