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芸能人も漫画家も政治的な発言は控えるべき

朝日新聞の小泉今日子「政治的発言」記事とプリキュアのふたご先生による政治的ツイートの話題。

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[B! 憲法] 上北ふたご on Twitter: "5月3日は【憲法記念日】 #憲法改悪反対 #緊急事態条項反対"

「もっと政治について発信していい」「意思表明は自由」と擁護する反応も多いが、私はこうした著名人には政治的な発言をしてほしくないと考えている。

内容が稚拙だから?広告塔として利用されやすいから?

それもある。

しかしなによりも彼女らの発言が注目してもらえるのは─「著名」な存在になることができたのは─ファンの存在もあってこそだからだ。

政治的な賛成と反対に分かれる発言をするということは、喝采を浴びせる声の一方で同意できず切り捨てられることになるファンが必ずいる。

今回は賛同した人も想像してみてほしい。

あなたの大好きな俳優や漫画家や推しが例えば「改憲して先制攻撃できる国にすべき」と言ったら?

「戦争反対。ウクライナは降伏を」や「LGBT法案は不要。隣にいるのも嫌」だったら?

作者の思想と作品は別などと口にするのは容易いが、もう以前のようには楽しめなくなってしまうだろう。

政治的な思想信条から離れて、時に敵同士であっても共に楽しめるのがエンタメだ。

作り手側からそれを棄損して楽しめない人を増やしてしまうのは残念なことだと思う。

自由な発言をするなと言うのか!と思った人は落ち着いてほしい。

彼らには自由がある。

プライベートで周りに言ってもいいし裏垢でツイートしてもいい。

あるいは初めから関わる作品でその思想を前面に出したっていい。

それならファンも同じ考えの人しか集まらないだろう。

ただ政治とは無関係なエンタメで得た知名度で、ファンの存在を忘れて政治的な発言をするのはどうなのか。

要するに公私を分けてほしいという話なのだ。