実際いま米国だと「右派のキャンセルカルチャー」も出てきてます。たとえば批判的人種理論(CRT)という、まぁ要は白人が全部悪いみたいなことを主張する左派理論があるんですが、ヴァージニア州の共和党候補がその教育制限を掲げて2020年に知事に当選しました。まぁそこまでは良いんですが↓
キャンセルカルチャー、そもそも主要なメディアや言論人のイデオロギーに沿う形でないと発動できないので、今現在はリベラル左派のもので間違いないんだけど、その構造すら把握できてないあたり今というボーナスタイムを無為に過ごしちゃうんだろうな感がある
今度はその共和党知事はごく普通の人種差別反対教育まで「これは批判的人種理論だ」ということでどんどん公教育からキャンセルしていったんですよね。「過激思想」のレッテルを右派がうまく利用して、ごく普通のリベラルな価値観まで否定し始めた。この動きは他州にもかなり広がってるっぽいです。
キャンセルカルチャーが左派の専売特許なのは文化後進国日本でもせいぜいあと1,2年だと思う。要はレッテル貼りによる集団リンチなわけだから、どんな主義主張でも使えちゃうんですよこんなもんは。
まぁ、そうなるよね。というか、そういう兆しは既にあちらこちらで発生している。