昨年、我がジムで連発した盗難事件。
キッズクラスの母親が犯人でした。
この映像があっても、裁判で長いこと戦いました。
ようやく実刑判決が出ました。
しかもこの母親、別件で執行猶予中という。。
息子が練習してる間に、この行為を働いてました。。
盗難事件の立件は本当に難しいです。
ちなみにレジに入れていたお金の数字は全部写メなどで、番号を控えていました。
警察が逮捕に来たときに財布に入ってる札とレジに入れていた金の番号が合った事が証拠になりました。
それ以外の余罪は知らぬ存ぜぬで、示談を要求してきましたが、確固たる意志で跳ね返しました。
親が子供の夢を語りながら、自分は同時間に同じ場所で盗みを働いてる。
裁判での茶番劇は見てられなかったです。
執行猶予中の身でありながら、それすら忘れてました!って言葉は震えました。
犯人が捕まるまでのジムの圧倒的な負の雰囲気、本当に苦しかったです。
この動画をなぜ上げたのか。私の弁護士にも相談した結果です。
ほとんどのジムはオープンな場所だと思います。
常に施錠していては、ジムの営業は出来ません。
そこで起きた窃盗事件には、これだけの証拠を被害者が揃えないと、逮捕には至らないと言うことです。
動画、そしてお札の番号の控えなど。
何度も連続して、全てを合計するとかなりの盗難事案が起きていたので、前もって警察にも相談したうえで、動画の撮影をしました。
逮捕したら終わりではなく、起訴までの時間や裁判。特に裁判に関しては、被害者よりも、加害者の言い訳を延々と聞かされる拷問のような時間です。
ジムのレジから金を持ち出した10分後には、近所のパチンコ店に入る映像もありました。
これだけの証拠を揃えて、執行猶予中の身であるにも関わらず、ギリギリまで再度の執行猶予になりそうでした。
理由は子供が寂しく思うからと。
私達は日々のジムワークで、真摯にキッズと向き合っていました
逮捕された時、父親も祖母も普段はそんなことをしたことない。初めての事ですと言ってましたが、起訴に向けての段階で、別の窃盗で懲役1年、執行猶予3年の刑を受けてから半年過ぎたほどでした。
それでも、これだけの証拠を被害者が用意しないと逮捕、起訴、そして裁判が難しいです。
ジムを経営してる方々はもちろん、窃盗などで被害にあわれた方、盗難事件の立件は本当に難しいです。
例えレジに指紋が残っていても、オープンな場所であるかぎり、それが決定的な証拠にはなりません。
今の法律は被害者が本当に苦しむことなるということを、御理解して頂きたかったです。