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多様性を気にしている時点で多様性じゃない──「地球人」ウルフ・アロンという生き方

「多様性を気にしてる時点で、多様性じゃない。そう思いません?」

ウルフ・アロンは"多様性"という言葉にピクリと反応しつつ、その場の空気感を歯牙にもかけない様子で自らの考えを語りはじめた。

「根底で"多様性"とかそういうところを気にしてるからこそ、そのような言葉が生まれたり、言わないと分からない人がいたりする。普段の生活から、気にせず生活していけば、差別とか区別とか多様性っていう言葉もなく、みんな平等にやっていけると思います」

人間はそういう生き物ではないので。