総理大臣も務めた立憲民主党の菅直人衆院議員が、次の衆院選に立候補しないと正式に表明しました。
立憲民主党 菅直人 元総理
「次期総選挙は基本的には立候補しない」
菅氏はきょう会見で、次期衆院選に立候補しないことを正式に表明しました。
理由について＂精力的に選挙を支えてくれた妻と、一つの潮時だろうと阿吽の呼吸で認識していた＂と明かし、「政治に何らか 関わりはするだろう」と政界引退には 否定的な考えを示しました。
菅氏の初当選は1980年。
自社さ政権では厚生大臣として薬害エイズ問題に取り組み、その後2010年に総理大臣に就任、翌年の東日本大震災の対応にあたりました。
発災の翌日、ヘリコプターで 福島第一原発に 行ったことについては「当時いろいろな見方があったが東京工業大学で応用物理学科を出ているので一応原子力についての基礎的な知識があったのですぐに現地に飛んだ」と振り返りました。
立憲民主党 菅直人 元総理
「自民党に籍を置いたことのない私が総理大臣を務めさせていただいたというのは、やはり日本の民主主義が、もちろん、まだまだ頑張らなきゃいけないところはありますが、ある意味で、機能したところがあった」
菅氏は「政権交代があることが民主主義国家における、ある種の健全なあり方だ」と語りました。
政治家「は」引退か
また活動家に戻るのだろうか