現代人はSNSを通じて「同じ言葉を話すけど全く対話が通じない」を経験しすぎてしまったからでしょうね。「あいつらはただ言葉を発するだけで対話は不可能だから、分かり合えない存在として切り分ける」という対処法が最適化されてしまった
鬼滅を読んでて思ったのだけど、フリーレンでもそうだけど、もう邪悪な種族とは対話そのものが成り立たないし対話を願うことが害悪にしかならないと見切られているのは時代を感じる
90年代のファンタジー世界の方が、まだ「魔物だって良い奴は居る、種族が違ってもきっと分かり会える」という価値観が強かった気がする(もっともこの価値観も、RPGを主とする80年代ファンタジーの「魔物は絶対悪で倒して経験値を稼ぐ対象」という概念のアンチテーゼではあるのだけれど)