NHKは「NHKプラス」(放送の同時・見逃し配信を提供)等のネット事業を拡大しています。
NHKの本来業務はテレビやラジオ放送で、現在はネットはそれらの補完という位置づけです。しかし、2023年10月18日に公表された総務省の公共放送ワーキンググループの「デジタル時代における放送の将来像と制度の在り方に関する取りまとめ(第2次)」において、ネット事業も本来業務として位置づけたうえで、NHKのインターネットでの番組配信を視聴する人に、受信料に準じた「相応の負担」を求める方針が示されています。
ただし、テレビ放送受信料と異なり、「相応の負担」を求めるのは「アプリのダウンロード」「ID やパスワードの取得・入力」「利用約款への同意」等をした人に限るという方向性が示されています。つまり、他のインターネットを通じたコンテンツ提供サービスと変わらない扱いがなされるということです。