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- 何かよくない事が起きた時、人間はその理由を求める生物
- 科学が発展していなかった時代はとりあえず「神の怒り」という事にしておけば納得することができた
- 現代においては宗教は信仰を失い、「物事には必ず理由がある」ことが一般的な通念となっている
- そんな状況なので「よくない事」が起きた場合、人間は理由を求める
- 多くの場合、「よくない事」は「たまたま運悪くそうなった」「確率的にいつかはそうなるべくしてなった」ものが大半である
- しかし「たまたま運悪くそうなった」は心情的に納得しづらい
- もっと「納得できる理由」が欲しいと思った時、陰謀論は合理的(に見える)な理由を与えてくれる
- 人間はそれが合理的な理屈でなくても「納得できる理由」を与えてくれる存在に傾倒する生物
- それは最早信仰である
- 斯くして21世紀の新宗教として陰謀論が強烈な支持を獲得することになった
(2024/01/12)