パーソナリティ(性格)の働きや仕組みを扱うパーソナリティ心理学では,性格の特性を5つの因子の組み合わせによって表現する「ビッグ・ファイブ」理論がこれまでの主流であり,パーソナリティの違いを明らかにすると期待され多くの研究者の注目を集めていました。しかし,上であげたような5因子だけでは捉えきれない人の複雑なパーソナリティの部分もあり,完全なものではありませんでした。
本書『パーソナリティーのHファクター』は5因子モデルに「Hファクター(H因子)」を加えた6因子からなる「HEXACOモデル」で人の性格や行動,傾向などに迫った一冊です。