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ペルー政府、「性転換症」を「精神疾患」に分類 LGBTQ+団体反発

【5月18日 AFP】ペルー政府がトランスセクシュアリズム(性転換症)という言葉を用いてこの状態を「精神疾患」に分類する新たな法令を制定したことを受け、性的少数者(LGBTQ+)団体は17日、抗議デモを行った。

政府は10日、同法令で2021年から精神疾患治療に保険を適用している疾病のリストを更新し、トランスジェンダーの人々も含めた。

保健省は同法令で、「性転換症」を「精神疾患」と表現している。世界保健機関(WHO)は公式文書で何年も前からこの表現を使用していない。

「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日」に当たる17日、首都リマでは政府への抗議デモが呼び掛けられた。

保健省は同法令について、精神疾患への保険適用範囲の拡大を意図しており、必要な人が「健康と福祉の権利を十分に行使する」ためのものだと説明。同省のカルロス・アルバドラド(Carlos Alvadrado)氏はAFPに対し、撤回すれば「治療を受ける権利を奪う」ことになると主張した。