昔一緒に開発をした外資の会社AとB。Aは典型的な米国企業で品質はゴミ、態度は尊大。やる気なし。Bは真面目系インド人の会社で日本人顧客の細かい要求にも頑張って対応する。当然顧客の評価もBのが高く、会社Aは開発がひと段落したら切るか、という議論が行われていた。(続く)
顧客の動きを会社Aも察知してこれはヤバいと思った。日本人ならこういう時、心を入れ替えて真面目に開発に取り組もうとするだろう。しかし米国人の考え方は違う。会社Aが採った手段は…会社Bの買収。こうすれば会社Bを切れない顧客は必然的にAも残さざるをえない。これが戦略的思考かと感心したものだ
この会社Aの動きに関しては顧客も予想外すぎて呆れていたが、結局その後プロジェクト自体がオシャカになって潰れましたとさ。まあでもアメリカ人というのが本気を出した時どんな手段に訴えてくるか、というのを学んだ貴重な機会ではあったよ。もう二度と一緒に働きたくはないけど。