痴漢冤罪の件、やはり色々と落とし穴があるようで、あらかじめ対策を知っておかないと「この人痴漢です!」と叫ばれた瞬間に本当に人生が終了しかねないですね。note にまとめようかとも思いましたが、そこまでの気力がないのでとりあえずここに覚書を残しておきます。
「満員電車に乗らない」「なるべく女性に近づかない」などの対策は言わずもがなですね。問題は「この人、痴漢です!」という叫び声が上がったその瞬間からの対応です。初動のポイントは以下の4点とのこと。
1.謝らない
2.逃げない
3.記録する
4.弁護士を呼ぶ
1.謝らない
これはどのサイトでも共通して述べられていました。気が弱い人など、いきなり女性が凄い剣幕で怒ってきたらとっさに謝ってしまいそうですが、それは「罪を認めた」ことになるので絶対にNGとのことです。冷静に、しかしきっぱりと否定できるよう、心構えをしておきましょう。
2.逃げない
「逃走」も「犯人だから」という判断の決め手になってしまうのでNGとのこと。「名刺等を渡して身元を示した上で立ち去る」という手段は一応ありうるようですが、告発者がそれを許さなかった場合「逃走」に近い印象になってしまうことから、推奨されないという見解の方が多そうでした。
3.記録する
現場の状況を見ていた人がいれば、即刻引き留めて証人になってもらいましょう。あとは、そこからの状況を全て録音しておくべきとのこと。告発者の話が矛盾したり二転三転したりした場合、それを証拠として出せるからです。録音ツールはいつでも使えるよう備えておきましょう。
4.弁護士を呼ぶ
状況を伝えた上で、駅員や警察にどう対応していけば良いか、法的にどう戦っていけばいいかを相談します。とっさの事態に対応できるよう、いざという時に相談する弁護士(事務所)とその電話番号をあらかじめ控えておきましょう。
初動のポイントは上記の4点ですが、これに加え、出勤中だったり家族がいる人の場合は、各方面に連絡して「痴漢冤罪に遭っていること」「現在地」「依頼した弁護士の所属と名前」を伝えておくべきとのことです。
「(言われるがままに)駅員室に行かない」というのもしばしば言われることですが、これは証人確保や犯行否定の機会が失われること、閉鎖空間で高圧的な取り調べを受ける可能性があることなどからの対策のようです。絶対条件とまではいかないようですが、覚えておくと良いかもしれません。
もし警察を呼ばれた場合、事態が次の段階に進みます。その場合、次の2点に注意する必要があるようです。
1.警察に個人情報を隠さない
2.調書に絶対にサインしない
1.警察に個人情報を隠さない
個人情報を明かしたくない心理はあるでしょうが、警察沙汰になった以上はもはや手遅れで、変に隠そうとすると疑いを強める要因になってしまうので、ここはあきらめて素直に対応しましょう。
2.調書にサインしない
警察の取り調べにおいてもし不利な証言をさせられても、供述調書にサインをしなければそれは証拠として機能しないとのこと。また一見おかしな所がない証書でも有罪にするための罠が含まれているケースもあるので、弁護士に相談するまでは絶対にサインしないようにしましょう。