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在米増田、トランプが勝った理由がよく分かる

※自分はどちらも応援していない

「なんでトランプが勝ったの?」と思っている人も

「トランプってそんなに人気があるんだなあ」と思ってる人もたくさんいそうなので

現地の感覚で思った事を書いてみる。

結論から言うと、「トランプが勝ったというかハリスが負けた」という感じ。

日本で自民憎しの人が別に立憲応援してないけど立憲に入れたみたいな感じ。

もちろん熱狂的なトランプファンもいるだろうが、↑みたいな人は今回多かった。

【アメリカ人は普通に苦しんでいる】

アメリカに対してキラキライメージを抱く人も多いだろうけど、一部のキラキラ地区とキラキラ職業を除いてアメリカはほぼ地獄みたいな感じになっている。

よく「日本人がアメリカ旅行に来ても高すぎて何も買えない」みたいなのが流れてくるが

アメリカ人は豊かに暮らしているのかと言われれば全くそんなことはない。

毎日毎日物価の高さにやられるし仕事もきついし治安も悪い。

何よりその現状を打破する方法が分からないし無いのでフラストレーションが溜まりまくり。

マジで信じられないだろうが、アメリカ人には「インフレ」という言葉を知らない人もいるし、意味を説明しても理解できない人も少なくない。

そして何もかも今の政治が悪いと思いこむ。

「生活が苦しいのは今の政権のせい。とりあえず政権変えたろ」という感じでトランプに入れる。

ぶっちゃけむしろトランプの政策だとインフレ再燃する確率が高いんだけど、そうなった時どうなるか知りたい。

【リベラルが死ぬほど嫌われている】

上記の通りアメリカ人は普通に暮らしに苦しんでいる人が多い。

そんな中で「LGBTQの権利を!」「女性にもっと(過剰な)権利を」「移民歓迎」とか言われたらぶっ殺したくなるのは想像できるだろう。

人権なんてどうでもいい。だって今生きてる自分が辛くて大切にされてないのだから人権どうこうは説得力がないのである。

トランス男がどこのトイレに入るとか心底どうでもいいのである。食材が高いほうが100倍問題だ。

そんな感じでリベラルにうんざりしている人はとても多い。

トランプは女性軽視的な発言やリベラルをバカにした発言も多いので聴いててスカッとするのだろう。

【自分が傷ついてもいいから他人に堕ちてほしい】

ハリスの「セレブに協力してもらう」作戦は悪手中の悪手だったと思う。

「セレブ」というのはもはや憧れの存在ではなく、富を手にする敵である。

「セレブ死ねや!金に困ってない奴に政治のことが分かるか!ハリス落選させて恥かかせてやらあ!」という人はけっこう多かった。

「そんな理由で投票する人はいない。アメリカ人バカにするな嘘松乙」と言われそう。でもマジです。

たとえトランプが勝って自分がさらに貧しくなろうが関係ないのである。一緒に堕ちてほしいのだ。

【ハリスがシンプルにゴミすぎた】

本当に弁護士なのか疑うレベルでバカみたいな言動が多く、シンプルに嫌われていた。

なんであんなのを候補にしたのか理解できない。

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自分の周りでは「トランプになるなんて…」「ほかの国に移住したい」という声もたくさんあった。

その人たちには立派な職があり、「移住できるような」状態にある人が多い。

これはトランプに投票した人は貧乏、ハリスに投票した人は生活に余裕がある人と言いたいわけではない。むしろ「トランプに投票した貧乏人」みたいな煽りは軽蔑している。

自分は、アメリカはきれいごとを言っている場合ではない状況になった、ということだと思う。

要するに豊かな国ではなくなった。

正直、この国がどうなっていくか楽しみである。分断がやばすぎる。北斗の拳の世界になるんじゃないだろうか。

アメリカの治安がさらに悪くなる気しかしない。

これは個人的になんだけど、民主党はわざと負けたのではとわりと真面目に思ってる。

今の悪性のインフレはすぐに止められるものではないし、第二波はとてつもないものになると思う。それをトランプに押し付けようとしたのではないかと。

そうなるとアホのアメリカ人はトランプカスじゃねーか、となり次は民主党に入れる。それを狙ってる気がする。

あと日本も同じようなこと起こりそうだよね。人権とか言ってる人が嘲笑われて昭和に逆戻りしていきそうな予感。