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強制わいせつの罪に問われた塾講師に無罪判決 横浜地裁

4年前、横浜市内の学習塾で、教え子だった当時高校3年生の女子生徒の体を無理やり触ったとして強制わいせつの罪に問われた39歳の男性に対し、横浜地方裁判所は「教え子の証言の信用性に疑問があり、行為があったと認めるには合理的な疑いが残る」などとして無罪を言い渡しました。

横浜市戸塚区の個別指導の塾で講師を務めていた男性は、4年前の10月、教室で教え子だった当時高校3年生の女子生徒の胸を無理やり触ったとして、強制わいせつの罪に問われました。

裁判で男性は「わいせつな行為は一切していない」などと主張していました。

10日の判決で横浜地方裁判所の菅野裕希裁判官は、「ほかの生徒はこの塾では、講師が個別ブースの中で隣に座って指導することはなかったと話している。被害を受けたとされる時期について、生徒の証言が変遷するなど信用性には疑問がある」などと指摘しました。

そのうえで「生徒の証言に基づいて講師がわいせつな行為をしたと認めるには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました。

判決について横浜地方検察庁の塩澤健一次席検事は、「判決内容を精査し適切に対応したい」とコメントしています。

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