林真須美と家族の書簡集「死刑判決は『シルエット・ロマンス』を聴きながら」を読み、涙したという上田美由紀。この本を「私の宝物」とし、かつて月刊誌に「同じ母親として、被告として、頑張って欲しいと思います」と綴ったこともあった。林真須美は4人の母親。5人の子供がいる上田美由紀としては、そこに共感を覚えてのことだったようだ。
だが林真須美は、2017年5月、上田美由紀に対し計1千万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。林真須美は上田美由紀とは面識がなく、関わりを持ちたくないにもかかわらず、上田美由紀と親しいかのような文章が林真須美の支援誌に掲載されたりなどして精神的苦痛を受けたというのを、その理由としていた。
――その林真須美が、あなたが自分と親しいかのような文章を書いて精神的苦痛を受けたと、1千万円の損害賠償を求めて提訴したことについて、どう思うのか?
「何も悪いことは書いてないです。私は林さんを攻撃するつもりはないし、いまも悪く思っていません。なぜ訴えられるのか、わからない。身に覚えがありません。ほおっておいてほしいです」