■ 短いまとめ
費用削減や、精神病患者への迫害や偏見、差別的意図で、精神病での障害年金廃止を言っているのではありません。
精神病を障害として認めると、かなりの患者が意識的/無意識的に「精神障害者」に留まることにメリットを見出し、結果、患者が精神病でずっと長く苦しみ、精神病から回復できないため精神病患者のために障害年金廃止が必要です。
■ 精神病は、脳の病気だが、自分自身の意識で回復できる面が大きい
精神病、特に、鬱病患者に多いのが、「お金が山ほどあれば鬱病から立ち直れると思う」と鬱病患者自身が言うことです。
これはある意味事実で、古いデータですが、年収8万ドル以上は鬱になりにくい調査結果や、15年前には7.5万ドルまでは収入と幸福感が比例すること、いや20万ドルを越えても年収と幸福感が共に上昇していく調査結果が示されています。
収入が多ければ精神病(特に鬱病)になりにくい。
しかし現実には病気で思うように働けなくなり収入が低く留まることが多いです。
思うように働けないままの状態が長く続くと、精神障害者となって、障害者年金を受け取るという選択に進みます。
ここが問題です。
精神障害者の障害者年金は更新制で毎回審査があります。
精神障害での障害者年金を獲得するために、患者は、自然と、自分を精神病に追い込んでしまうのです。
結果、患者は精神病で長々と苦しみ社会復帰できないまま、患者は精神病で苦しみ続けてしまうのです。
もうこれを終わりにしましょう。
私は保険医療従事者ですから、そういった患者で生計を成り立たせている面もあります。
しかし、このまま患者を精神病に留めて、患者を精神病で苦しませる時間を何十年も続けることには、もう明確に反対します。
これは精神病患者の幸せにつながりません。
■ 精神障害の障害年金を廃止しても回復しない人には生活保護がある
精神障害者の障害年金を廃止しても、回復せず、困窮してしまう患者/元患者の方もある程度はおられると思います。
国民皆に平等に与えられている制度、生活保護を積極的に活用しましょう。
障害者加算は無しです。
それでも回復しない人は、国民皆に平等に与えられている制度を使って、精神病を引きずっていても得することはないことを自然と自覚し、回復と自立の道をその方のペースにあわせて歩んでいくべきです。