30年前のオウム真理教による地下鉄サリン事件で被害に遭った人たちを対象にNHKがアンケートを行った結果、8割以上の人が事件の風化を感じると回答しました。未曽有の化学テロの教訓を若い世代にいかに伝えていくかが課題となっています。
事件から30年になるのを前に、NHKは去年12月、被害者の支援団体のNPO法人「リカバリー・サポート・センター」を通じて事件の被害者にアンケート調査を行い、133人から回答を得ました。
このうち、「事件が風化していると感じることがあるか」と尋ねたのに対し、「ある」と回答した人は87.2%に上りました。
また、「体に生じる症状がサリンの後遺症かわからず悩んでいることはあるか」と尋ねたところ、半数を超える54.9%が「ある」と回答したほか、「後遺症のケアについて、今後も必要だと感じるものはあるか」と尋ねたところ、82.7%が「ある」と答えました。
「若い人々はサリン事件を知らない人が多いと感じる」とコメントを寄せる人もいて、未曽有の化学テロの教訓を若い世代にいかに伝えていくかが課題となっています。