共産党阪神北地区委員会は30日、所属する兵庫県伊丹市の服部好広市議(73)が、議員控室で利用していた市貸与の公用パソコンを私的利用したとして、同日付で議員辞職したと発表した。私的利用の詳細については明らかにしていない。
同委員会によると、23日に服部市議から「えらいことをしてしまった」と自己申告があり、判明。同委員会が聞き取りを行い、市議会6月定例会前に責任を取って辞職することを決めたという。私的利用の詳細については、同委員会は「プライベートに関わるので、差し控えたい」としている。
市議会事務局によると、服部市議については、公用パソコンを使って、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の講読に関する勧誘メールを市職員約10人に送ったとして、5月14日付で議長が厳重注意を行ったという。庁舎内での物品販売などの禁止行為を定めた「市庁舎管理規則」に違反しており、市職員からの申し出で判明した。
服部市議からは30日、「一身上の都合」として議員辞職願が出されたが、勧誘メールと辞職の関連性は不明という。