『魂の殺人』という言葉は、本来は児童虐待の恐ろしさを示す用語だった。
『ワンオペ』という言葉は、本来は深夜時間の労働問題を示す用語だった。
『性的搾取』という言葉は、本来は紛争地帯の人権侵害を示す用語だった。
これらの言葉は、日本の女性たちに奪われて問題をすり替えられた。その結果、
『魂の殺人』は児童虐待の用語だったのに成人女性が性被害を誇張するための言葉になった。男叩きに使われる道具となった。一方、母親の児童虐待はエスカレートして乳幼児の殺害まで至るようになったが、母親に同情する声ばかりで子供に同情する声は消えた。児童虐待の解決は女性に妨害されてしまった。
『ワンオペ』は労働問題の用語だったのに妻が家事育児の手間を誇張するための言葉になった。夫の仕事による稼得責任と辛さを黙らせる道具となった。女性が家事育児を言い訳に子供を殺すことは増えたが、男性の過労死と労災死と自殺率は今でも偏ったままだ。労働問題の解決は女性に妨害されてしまった。
『性的搾取』は紛争地帯の復興作業において性的虐待に並ぶ人権侵害を示す用語だったのに、日本では「女性キャラクターが頬を赤ながらうどんをすするアニメ広告」等を誹謗中傷する言葉として使われている。もはや正しい意味を知らない人間の方が多いだろう。人権問題の解決は女性に妨害されてしまった。
『魂の殺人』『ワンオペ』『性的搾取』
これらの言葉が日本の女性たちに奪われたのは「社会問題」そのものが奪われたのと同義だ。本来はその問題の解決に使われるはずだった社会全体の貴重なリソースが、全く関係ない女性優遇措置で消費された。そのリソースで救済されるはずの被害者は踏み躙られた。
言葉は道具だ。間違った使い方で乱暴に扱われるとボロボロになる。女性たちに奪われた言葉は、本来の用途とは違う方法で濫用されて、完全に陳腐化してしまった。例えば『性的搾取』という言葉を聞いて「紛争地帯の人権問題」を思い浮かべると「萌えアニメ」を思い浮かべる人間、どちらが多いだろうか。
今度は『児童売春』が「男性の問題」だとねじ曲げられようとしている。日本人女性や白人女性による海外買春ツーリズムは世界的に有名な問題でドキュメンタリー映画が作られるほどだが、日本では「性加害 = 男性」という偏見が根強く、女性による性加害はやりたい放題。児童は泣き寝入りせざるを得ず、
ラオスで『児童売春』の撲滅を掲げた署名に2万5,000筆以上が集まったが、そもそも発起人の女性が「18歳男子高生を無理矢理ホテルに連れ込み行為に及ぶ」「タイ人男性を買春」「15歳少女を買春したと公言する男性と繋がりがある」と問題だらけであり、それらを隠そうとする『デコイ』なのが見て取れる。
ラオスの『児童売春』撲滅の署名運動は
① 児童売春問題は被害者も加害者も性別を問わないはずなのに署名で「日本人男性」と性別を限定している
② まずは身近にいる「15歳少女を買春したと公言する男性」を問い詰めるべきなのにお茶を濁している
と筋が通らないことばかりなので子供を守る気が無い。
「すべての日本人男性の性犯罪者予備軍と見なして騒ぐ」ことで『本当の男性犯罪者の存在を隠す』『女性の性加害者の存在を隠す』という裏の目的が果たされてしまう。この「男叩きメソッド」は広く普及しており、性的虐待を含む児童虐待が話題になると必ず「男叩き」にすり替える女性が現れるわけです。
『児童売春』という言葉が陳腐化する未来は『魂の殺人』『ワンオペ』『性的搾取』が既に通ってきた道で、いずれも単なる「男叩き」に濫用されて本来の意義が失われました。問題解決が「男叩き」で妨害されている。女性たちが連帯しているのは同じ女性ですらなく「男叩きの影に隠れた犯罪者たち」です。