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母親が境界知能

カウンセリングの先生に家族のことを話したら、

「お母様は、境界知能なのではないでしょうか」

と言われて、はっとした。

これまで感じていた違和感が、すべて繋がったような気がした。

大人になり母が自分を産んだ年齢に近づくにつれて、母親の精神年齢の低さを実感することが増えた。

母は単なるヒステリックババアだと思っていたが、よく考えてみたらいろいろとおかしな点があったのだ。

まず、語彙が少なすぎる。

自分で言うのも何だけれど、どちらかといえば私は語彙が豊富な方であると思う。

しかしそれを抜きにしても、あまりに言葉を知らなさすぎるのだ。

レクリエーション、秀逸、杞憂、齟齬、前衛的、などの言葉がわからない。

タンクトップ、キャミソール、ノースリーブの違いがわからない。

語彙の少ない幼少期は特段困ることはなかったが、思春期頃に入ると会話が成り立っていないなと感じることが増え、それなりにストレスを感じていた。

話し合いの中で、母は子どもに自分の知らない言葉を使われると、決まってため息を吐き、徹底的に子どもの言い分を無視した。

限界値を突破すると「何を言っているか分からない!うちの子はバカでどうしようもないんだ!」と泣き喚く。そのおかげでわたしは長年「自分はバカで言葉遣いがおかしいから、何を話しても他人に伝わらない」という呪いに縛られてきた。

世間を知らなさすぎる。

田舎から出たことがない、という生い立ちも関係するのかもしれないが、時事ネタや世間の流行を知らない。世情やニュースの話をしても全く通じない。

近所の◯◯さんが離婚したとか、◯◯ちゃんがどこどこに就職したとか、それ何年前の話?というようなクソどうでもいい田舎ゴシップばかり延々と話している。

また、クイズ番組で母が正解している様子を見た記憶がほとんどない。そのくせ子どもが間違った回答をしたり答えられなかったりすると「あんたはバカだね」とか「学校で何を勉強してるの?」とか言ってくるので、無垢なわたしは「おかあさんは相当頭がいいんだな」と思っていた。

そして、無知を補うために平気で知ったかぶりをするし、見え透いた嘘もつく。

自分の過ちを認めない。

どんなに自分が間違っていたことが明白でも、ごめんなさいが言えないし、ミスを隠そうとする。

母はあまり仕事が長続きするほうではなかったのだが、このあたりが原因だったんじゃないかと思う。

仕事のミスを隠すためと言って、金銭を要求されたこともあったので。

感情をコントロールできない。

機嫌のいいときと悪いときの差が凄まじい。

人間だから多少の浮き沈みがあって当然なのだが、それにしたって…と思うところが多々あった。

怒りをコントロールできず、頭を掻きむしってうううう!!!と唸る場面もよくあった。

反対に楽しい気持ちもコントロールできないので、騒いではいけないような所で大声を出したりする。

金銭感覚がズレている。

そしてモノへの執着心が凄まじい。

わたしの母は安物買いの銭失いタイプで、安いものをなんでも欲しがった。

流行遅れの服を何十枚も買う。そしてその服を着ることはない。

誰かがいらないと言ったものはなんでももらってくる。洋服、アクセサリー、家電、家具、化粧品のサンプル、とにかくなんでも。

そして母は、犬さえも「衝動買い」した。

金銭的な余裕もなく、生活スペースもなく、家族に相談することもせず、しつけの仕方もわからないまま、安くなっていたからという理由で。

そして近所の人たちに「衝動買いしちゃったの〜」と言いふらしていた。わたしは本当に引いた。

可愛がっているようには見えるが、父親は犬にも平気で暴力を振るうし、メンチカツとか抹茶アイスのような食べ物を平気で与える。母はそれを静観している。

しつけをされていないので、トイレを覚えておらず、家で糞尿を垂れ流している。汚れ防止のために四六時中おむつで生活させられているので、陰部の毛が黄色く染まっている。

犬に罪はないし可愛いなとも思う。でもこの犬を見ていると、心が苦しくなる。

正直おかしい点を挙げたらキリがないのだけど、わたしとしてもちょっと吐き出したいだけだったのでこのへんにする。あんまり詳しく書くと身バレしそうだしね。

親が境界知能だと明確な診断をもらっている人はどんな感じなんだろう。

周りに似たような境遇の人が誰もいないから、インターネッツの海に放流してみる。