「日本人の7人に1人が貧困」みたいな言い方をする時に参考にしてるのが相対的貧困率
収入の中央値の半分以下の人がその国に何割居るかみたいな話
問題点はいくつかある
・そもそも貧困の指標というより、格差の指標である
・中央値より上の人がどれだけ稼いでも値は変わらない(例えば上位1割が富の99%を吸い上げても結果は変わらない)
・中央値の50%という値に特に妥当性はない
・メディアが喜んで使いすぎ
なので、貧困者が「7人に1人」かどうかはこの指標からわからない、100人に1人かもしれないし、2人に1人かもしれない
ちなみにEUでは相対的貧困率が低いんだけど、政策の段階でこの数値を下げましょうみたいな意思決定が働いているらしい
中央値より上を気にしないところもEUっぽい思想が見えるよね
アメリカは相対的貧困率もジニ係数も酷いけどね