■ 1. 野党との会談状況
- 現状: 自由民主党の鈴木俊一幹事長と野党会派の幹事長との会談が増えてきている
- 質問: 「これどうするの」と聞かれる
- 基本姿勢: 先は見通せないから、できる限りのことをやって事態を改善していこうという姿勢は良いこと
■ 2. 公明党との連立離脱問題
- 従来の見方: 先週までは「公明党のない自民党でそこまでメリットあるの」と言われていた
- 小沢一郎氏の仕込み: 野党側が小沢一郎氏の仕込みで動いている
- 野党の構成: 立憲民主党、国民民主党、維新の会の3つが一緒になると自由民主党を超える
- 政権交代のプラン: 玉木雄一郎氏か野田佳彦氏の名前を書いて首班指名を目指すという小沢一郎氏の考え方
■ 3. 野党連携の現実的困難
- 玉木氏の意向: 国民民主党の玉木氏もいきなり総理になるつもりはない
- 野田氏への支持: 国民民主党の人たちが野田氏の名前を書くとは思えない
- 維新の独自路線: 維新は維新で全然違うことを考えている
- 結論: 自由民主党以外の政権が一気に爆誕するような雰囲気はほぼない
■ 4. 高市政権への不安定要素
- 不確実性: 高市早苗氏が総理総裁になって高市政権がちゃんとできるかはいまいちわからない
- 石破政権存続案: 不安定要素を除くために石破政権の存続をもう少し長くする案が出ている
- プランD: 臨時国会の間は週末閉会のところで首班指名選挙をやるという案
- 現実性: なかなか考えづらいプラン
■ 5. 連立の様々なプラン
- プランA・B: 維新と組む場合、国民民主党と組む場合
- 公明党の動向: 決選投票で高市氏の名前を書いてくれるのであれば協力するという交渉
- プランE(ラブワゴン方式): 自民党があって、その上に公明党が首班指名で高市氏の名前を書く、そこに維新が乗っかって国民民主党が乗っかるという謎の構図
■ 6. 国民民主党の状況
- 連合との関係: 国民民主党の43別(支持団体)が、連合の承認なしに自民党と連立与党なり閣外協力なりという形で連携することは認められないと話している
- 過去の政策協定: 連合と岸田文雄政権は政策協定を結んでいた(賃上げなどで利害が一致)
- 矢田稚子氏の例: パナソニックローレンから来ていただいたこともあった
- 43別の原則: 自由民主党は打倒すべき敵であるという原理・原則をしっかり守っている
■ 7. 日本維新の会の状況
- 副首都構想: 3回目の大阪都構想みたいなものの焼き直しだという批判もある
- 目的: 旧大阪維新から続く日本維新の会をなんとかもう一回統制を回復させるための最終手段
- 離脱問題: ソ本氏がランカで離脱するなど、4議席ぐらいが維新から剥がれた
- 地方議員の辞職: 地方では割と頻繁に維新の地方議員が辞めてしまわれる
- 自民党の対応: それを自由民主党でカバーするのかという声がけや東京本部への相談がある
■ 8. 統一地方選挙への準備
- タイミング: 再来年、2年後に統一地方選挙がある
- 必要な調整: どういう座組みを組むのかという調整を今まさに始めなければいけない
- 問題: 自由民主党総裁である高市氏が本当に首相選挙で総理になるのかが先に来てしまった
■ 9. 両院議員総会
- 日程: 今日開催
- リコール提案: また党員リコールで総裁選をやるという話も一部あった
- 結果: 賛成0だったのが良かった
- オブジェクション: 青山繁晴氏と野田聖子氏がオブジェクションを出していた
- 石破政権延長案: 石破氏の総理をもうちょっと伸ばして早期総選挙をやりませんかという意見(岩屋氏あたりが出していた)
- 現実性: あまり現実的ではないということでリジェクトされそう
■ 10. 臨時国会での首班指名
- 招集日: 10月21日に招集される臨時国会冒頭
- 目標: 総理指名選挙がきちんと行われて、高市氏が滞りなく総理になってもらえるようにする
- 新執行部の動き: 手分けして色々なところに話をしながら一票でも多く確保する
- 目指すこと: なるべく多くの議員に支えられる形で高市氏が総理大臣になる
■ 11. 票数の確保
- 維新の動向: 維新が先に首班指名で高市氏の名前を書いてくれるなら、あと3票ぐらい必要
- 維新内部の問題: 一部の維新の中で高市氏だけは絶対嫌だという人がいるらしい
- 必要な票: 4票から3票ぐらいを無所属もしくは参政党から呼んでこないといけない
- 無所属への働きかけ: 個別に電話をかけて「あなたどう思っているの」というところから入って話をする
■ 12. 1票2票の差の問題
- 望ましくない状況: 中ぶらりになったまま1票2票の差だけで1回目投票で勝ち切らなければいけない状況
- 見栄の問題: それはさすがに見栄も悪い
- バーター交渉: 補正予算のところも含めて「あんたところ何やりたいの」というバーター交渉を地に足のついた形でやる必要がある
- 現実: なかなか難しい
■ 13. 組閣人事の批判
- 批判の内容: まだ総裁が総理大臣になったわけじゃないのに組閣人事を発表するのは何事だ
- もっともな批判: これはごもっともで、ちょっと早い
- 理由: 党内で総理市民選挙で造反が出ることを恐れて、先に手当てしておかないと党内の挙党体制を演出することができない
- 具体的人事:
- 林芳正氏を総務大臣
- 小泉進次郎氏を防衛大臣
■ 14. 人事の偏り
- 主導勢力: 麻生派、茂木氏のところ、小林鷹之氏が真ん中に入って決めた
- 問題点: あまりにも偏っていないか
- 公明党との関係: 今回の公明党からの連立解消の話にも結びつく政治的不安に直結する
- 釈明: 高市氏はちゃんと挙党一致で、しっかりとした政権運営をするために幅広い人材を閣僚に置いて処遇するということを示したかった
■ 15. フライングの問題
- 筆者の見解: かなりフライングだし、これはまだ空手形
- 最悪のケース: 玉木総裁が総理大臣が爆誕するような状態で高市氏が組閣やったら本当に空手形になってしまう
- 国土交通大臣: 誰がやるのか、公明党の人をちゃんと国土交通大臣に置いとかないとしっちゃかめっちゃかになるのではないか
■ 16. 内閣支持率の問題
- 期待感の調査: まだ内閣になっていないので、高市早苗氏に対する期待感があるかないかという形で調査
- 結果: この数字が実に芳しくない
- 肌感覚: 公明党さんとの間で揉めたもんだした状況で上昇するのはなかなか難しい
- 予想: 一時的に下がって後で高市氏が初心表明演説か何かした時に上がっていくのではないか
■ 17. 支持率に関する誤解
- 一部の期待: 高市氏の周辺で「公明党を切ったら支持率爆上げで、国民のほとんどが公明党が政権にいることを嫌がっている」と言っている人たちがいる
- 誤った期待: 誰かがそれを信じているらしく、「なぜ私の支持率上がらないんだ」みたいな話をしているらしい
- 現実: こんだけスキャンダル出して混乱したら、むしろ今の政治状況に対して失望する人の方が絶対多い
- 国民の期待: 先を見通せる安定した政権運営をしてほしい、物価対策や社会保障、子育て支援、安全保障をやってもらいたい
■ 18. 初の女性総理への反応
- 一部の意見: 初めての女性ができるというところで、日本形成史上初なのに日本国民はなぜちゃんと祝福しないのか、日本は本当に冷たい国だと言い始めていた
- 筆者の見解: そんなつもりはないと思う
- 現実: 船ができて進水式をやる時にいきなりドボンって沈むことだってある、今回沈まなかっただけ良かった
■ 19. 少数与党の可能性
- 最も高い確率: 首班指名で色々な人たちが高市氏に票を入れてくれる
- 問題: 国会が始まると自民党単独少数与党になる可能性がある
- その可能性: 今のところかなり高い
- 国会運営: どの政策をバーターにしてどこまで組んでいくのか
- 担当: 国対や議運の人たちがある程度その日程感を読みながら「これは通せそうだ」「これはなかなか難しそうだ」と一個一個読んでいく
■ 20. 臨時国会・通常国会の段取り
- 必要な作業: 臨時国会、通常国会の段取りを組んでいくことが必要
- 大変さ: 割とその大変だと思う
- 筆者の立場: ロジも全部やれということは一回も言われていないのでやらない
- 反応: 「楽しくやってくださいよ」という話をしたら本当にみんなぶち切れていた
■ 21. 筆者の役割と限界
- 基本姿勢: 言われたことちゃんとやっているだけ
- 批判への反応: 冷たいとか無責任だとか言われても、もうやることは全部やっている
- 個人的野望: 年末で今までありがとうございましたという形でちょっと一区切りしたい
- やりがい: 意義もあるしやりがいもあり、できることも色々幅広い
- 大変さ: 人数も少ないしやることが多くて大変
■ 22. 発言の難しさ
- 状況: ある程度分かっていないと的外れなことを言うし、的を射たことを言ったらぶん殴られる
- 周囲の対応: みんな誰も何も言わない中で筆者だけが「この筋道でこういう風にやってください」「こういう形でやらないとロジ回りませんよ」と言っている
- 年内解散の問題: 年内で解散とか言われちゃうと、これ選挙どうするのという話に絶対なる
■ 23. 選挙対策の課題
- 候補者の準備: ちゃんと候補者の玉を全部用意できていたのか
- 支援団体との関係: 支援団体も含めてちゃんと挨拶回りをしてどのぐらいの票数で底上げできていたのか
- 公明党の票: 創価学会からの票がかなり減る中で対応が必要
- 地域の協力関係: 地域でちゃんと協力関係を作りながらやっていくところとそうでないところを仕訳する
- ロジの課題: どのぐらいの票数見込みになるから全体的にどういう形でボランティアや応援弁士の手配、想定する敷地を作るのか
■ 24. 前回の反省
- 前回の問題: 森誠二氏が選挙対策委員長をやっていて、そこまでのことをやらなかったので結果的に割と大変なことがあった
- 今回の方針: 今回はその辺りをちゃんとやろうねと反省会で言っていた
- 現状: なんかやる雰囲気もない
- 筆者の立場: 筆者はいないのであまり関係ないが、残った人たちで頑張ってやってください
■ 25. まとめ
- 全体の雰囲気: なんか晴れやかな感じで色々言っている
- 現状認識: 様々な課題が山積している状況
- 今後の展開: 不透明な部分が多く、関係者の調整と努力が必要