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玉木雄一郎さんが叩かれ過ぎである件について

要約:

■ 1. 玉木雄一郎氏への批判の構図

  • 批判者の構成: 玉木氏を叩いているアカウントは保守層よりもリベラル層が8割近くを占めている
  • リベラル層の主張: 国民民主党は同じく連合を支持母体としている立憲民主党と一致して行動すべきだと考えている
  • 期待される方向性: 立憲民主党と同じく国民民主党もリベラル回帰し、ポピュリズムとは一線を画すべきだという主張
  • 玉木氏の姿勢: 榛葉賀津也氏とともに話は聞くスタイルを続けており、協議には応じる姿勢を維持している

■ 2. 国民民主党の戦略的判断

  • 現状認識: 現在勢いのある国民民主党にとって、立憲民主党と組んで今の首班指名に向けた動きでリーダーシップを取られるメリットは少ない
  • 最善の戦略: 早期に解散総選挙に追い込んで多くの議席を確保したほうがメリットがある
  • 筆者の見解: さっさとテーブルを蹴って小沢一郎の仕込みなんて一緒にやっていられるかと破談にしても良かった

■ 3. 自民党と国民民主党の連立構想

  • 麻生太郎氏の動き: 早期から副総裁・財務大臣のポストを玉木氏にという話があった
  • 空手形の可能性: 一昨年も国民民主党との連立を仕込もうとした麻生氏の意図は、自分の目の黒いうちに国民民主党との連立政権で非公明党の政治状況を作りたいということ
  • 公明党の位置づけ: 仮に将来四産別も折れて国民民主党と自民党で連立政権をやるとなっても、やはり公明党を座組に戻してくる必要に迫られる

■ 4. 玉木氏の戦略的判断

  • タイミングの認識: 玉木氏はいつまでも国民民主党に勢いがあるわけではないと分かっている
  • 勝負所の判断: 勝負所はいまじゃないと判断している
  • 長期的視野: 3年後の都民ファーストとの関係も視野に入れている可能性がある

■ 5. 都民ファーストとの将来的連携の可能性

  • 小池百合子氏の関与: 本来なら小池百合子氏も交えて3年後の都民ファースト問題がオーバーラップしてくる
  • 合流の可能性: 都民ファーストが自民党と都連ごと合流して森喜朗派ができる可能性
  • 都知事候補: 都知事候補に玉木雄一郎をという話さえも可能ではないか

■ 6. 維新との連立協議の課題

  • グリップ力の疑問: 維新は条件を出しているが本当に35議席をちゃんとグリップできているのかがポイント
  • 閣僚ポストの配分: 連立が組まれるなら内閣府副首都担当大臣と国土交通省もしくは文部科学省のポストを維新に譲ることになる
  • 文部科学省の立場: 毎回試される文部科学省という皮肉

■ 7. 高市早苗総理誕生への道筋

  • 戦術の目標: 選挙や身体検査を考えずにとりあえず首班指名の一回目にちゃんと過半数取って高市早苗総理爆誕を目指す
  • 選挙区調整: 選挙区調整をどうするかが課題
  • 協議離婚の仕組み: 維新との同棲生活に違和感があった場合、なるだけ解散にならないように丁寧に協議離婚できる仕組みが必要

■ 8. 政権安定化のための枠組み

  • 公明党との関係: 政権を安定せしめるための公明党との再連立・閣外協力の枠組みの構築が必要
  • 国民民主党との関係: 玉木雄一郎氏ら国民民主党と何をどう握ってやっていくかが大事になる

■ 9. 現在の政治状況の混乱

  • 佐藤浩氏の退場: 26年間依存してきた佐藤浩氏がブチ切れ退場したことで混乱が発生
  • 人材の不在: 菅義偉氏も木原誠二氏も使えず、両党幹事長もあまりのことにもじもじしている状態
  • 困難な状況: 自民党内の疑似政権交代後2週間で安定した政治環境を作るのは困難

■ 10. 筆者の総括

  • 個人の能力の問題ではない: 高市早苗氏に調整能力がないとか、玉木雄一郎氏がいかれているとかではない
  • 状況の深刻さ: 状況が酷すぎて誰も先が見えないのでどうにかするしかない
  • 現実的対応: 混乱した状況の中で各政治家が最善を尽くしている