■ 1. 高市首相誕生の公算
- 総裁選の結果: 10月4日の自民党総裁選で高市早苗氏(64)が新総裁に就任してから2週間
- 政局の動き: この間、公明党が連立政権からの離脱を表明するなど政局がめまぐるしく動いてきた
- 首相就任の見通し: いよいよ高市氏が首相に就任する公算が大きくなった
■ 2. 自公連立政権の終焉
- 連立の終了: 10月10日、26年におよぶ自公連立政権が終焉
- 首相指名選挙: 臨時国会で行われる首相指名選挙に向けて高市氏は野党への協力呼び掛けを強めた
- 野党の動き: 主要野党の立憲民主党、国民民主党、日本維新の会の3党間でも候補者の一本化に向けた協議を重ねてきた
■ 3. 維新と自民の急接近
- 急転直下: 15日から維新・自民が急接近し翌日から両党で連立に向けた協議がスタート
- 正式合意: 維新の吉村洋文代表(50)は20日、同日中に自民との連立に正式に合意すると発表
- 野党の不一致: 野党の候補者は結局まとまらなかった
- 女性首相誕生: 維新が首相指名選挙で高市氏の名前を書くことで高市氏が日本初の女性首相となる見通し
■ 4. 討論番組『激論!クロスファイア』
- 放送日: 19日放送の討論番組『激論!クロスファイア』(BS朝日)
- ゲスト: 自民党・片山さつき氏(66)、立憲民主党・辻元清美氏(65)、社民党・福島瑞穂氏(69)の3名の参議院議員
- 議論のテーマ: 高市首相誕生を見越した議論が行われた
- 騒然とする場面: MCの田原総一朗氏(91)から飛び出した発言にスタジオが騒然とする場面があった
■ 5. ワークライフバランス発言の議論
- 問題発言: 自民党総裁就任後の高市氏の総裁選直後に所属国会議員に向けて放ったワークライフバランス捨てる発言が波紋を広げていた
- 福島氏の批判: 今の国会議員でも子どもがいたり介護をしたりケア労働をしている人は多いと高市氏の発言を肯定しなかった
- 片山氏の擁護: 高市総裁自身がご主人を介護されている、私たちもずっとそのスタッフに入っていたと指摘
■ 6. 辻元氏の分析
- 発言の背景: 多分高市さん自分が総裁に選ばれたときだったから気合入り過ぎちゃったんだと思う、それで力み過ぎた
- 本人の認識: 多分発言した後、自分で失言したって思ってるんちゃうかなとカットイン
- 総理としての制約: 高市さんは総理になられるわけだから今までの主張をゴリ押しすることはできないと思います、バランスを取らないと
■ 7. 高市氏の主張の変化
- 従来の主張: 今までは家制度であったり靖国の問題、一つのイデオロギー保守のパターンがあってこれに当てはまった人だった
- 靖国参拝の変化: 前回の総裁選で首相になった場合も靖国神社に参拝する旨を述べていたが今回はその方針は影を潜めた
- 例大祭の参拝見送り: 秋季例大祭(10月17~19日)の期間の参拝も見送った
- 自覚の表れ: 従来の主張を通すばかりでは総理が務まらないことを自覚されているような発言もあった
■ 8. メローニ首相との比較
- イタリアの例: 極右とも称されるイタリアのジョルジャ・メローニ首相(48)を例に持ち出した
- 変化の事例: メローニは首相になりだいぶ変わった、右派政治家だったけどもバランスを取らなくちゃということで変わっていった
- 今後の論点: そこはこれからの論点の一つ、私たちは徹底的に高市氏と議論しますよ
- 評価の留保: 総理としての彼女の評価はこれから
■ 9. 福島氏の懸念
- ジェンダー政策への懸念: 選択的夫婦別姓に反対でジェンダー平等にも後ろ向きだと思っている
- 政治の役割: 私たちが政治の世界で頑張ることがあるとすればこの社会の色んな生きづらさを変えていくことだと思っている
- 男性原理への批判: だけどそれが男性原理そのものでやるんだったら女性であることの意味もない
- 要求: だからやっぱり選択的夫婦別姓に賛成してほしい
■ 10. 田原氏の問題発言
- 提言: 二人の主張を聞いた田原氏は高市氏に反対すればいいじゃんと提言
- 暴言: あんな奴は死んでしまえと言えばいいと投げかけた
- 表情: 冗談のつもりかわずかに笑みを浮かべる田原氏だった
- 制止: 福島氏はそれは絶対に……と制止し、辻元氏も田原さんそんな発言して高市さんと揉めてたでしょ前もと叱りつけた
- CM: 僕は高市氏と激しくやり合ったと話を続けようとする田原氏だったがCMが入りこの話題は打ち止めとなった
■ 11. 田原氏と高市氏の因縁
- 2016年の抗議: 田原氏といえば2016年、高市氏のいわゆる電波停止発言に対しジャーナリスト有志で抗議した過去がある
- 電波停止発言: 高市氏が2016年の総務相時代の国会答弁で政治的公平性に欠く放送を繰り返した放送局に対して電波を停止する可能性に触れたことで当時大きな波紋を広げた
- 感情的背景: こうした経緯が今回の激論!クロスファイアでの発言に関係があるかはわからないが田原氏が高市氏を快く思っていないのは事実
■ 12. 暴言への批判
- ジャーナリストの資質: 冗談であっても死んでしまえとは暴言でありジャーナリストとしての資質を問われる発言
- 不安定な進行: そもそも今回の番組放送中、田原氏はまだ行われてもいない国政選挙で野党が高市自民党に負けたという前提で議論を進行しようとするなど不安定な場面が見られた
- ベテランへの苦言: 田原氏もベテランなのですから発言内容をしっかり整理してから議論に参加してほしい
■ 13. SNSでの反応
- BPO案件: X上でもこの発言に気づいた人たちから田原総一朗さんの死んでしまえ発言、これBPO案件でしょと疑問の声
- 健康への懸念: このじいさんマジで大丈夫かーという声も寄せられていた
■ 14. 結論
- 血気盛ん: 御年91歳もいまだ血気盛んであることは喜ばしい
- バランスの必要性: 言ってはいけないことのバランスは取ったほうがよさそう