元衆院議員で弁護士の山尾志桜里さんが22日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。21日に誕生した高市早苗新首相を評価するとともに、女性初の首相就任に多様性を求める立憲民主党の蓮舫参院議員の姿勢をけん制した。
蓮舫議員は21日の首相指名選挙を前に自身のXに「女性首相誕生が現実味を帯びています。 形式ではなく、中身で『多様性』を示せるかが問われます。 女性議員の存在は、社会の鏡。 誰もが声を上げられる政治を『前提』に。 私は声をあげ続ける」などと投稿した。
山尾さんは「女性をアピールせず、政策勝負でサバイブし、だからこそ女性初の総理の座を掴み取った高市さん。これはやはり偉業!」と賛辞を贈った上で「その高市総理に対し、『中身で『多様性』を示せるか』と問う蓮舫さん。しかし、女性総理だからといって多様性重視の政治を勝手に期待するのは、属性差別では」と疑問を呈した。
「性別関係なく一国の総理には、国民の多様性と国家としての一体性のバランス、難しい舵取りに汗をかいてほしい」と要望。「保守を背負う高市総理だからこそ、自陣を説得し実現できる中道リベラルな政策もあると思う」として「期待します」と締めた。
一方の蓮舫議員は、その後も「参議院で決選投票で高市早苗氏が内閣総理大臣に指名されました。 政治における『ガラスの天井』は、確かに一つ動きました。 同時に、私たちは問います。 『そのリーダーシップが、多様な声を反映する政治につながるのか』 変化を希望に変えるために、声を上げ続けます」などとつづっている。