正しさを証明し続ける人生はだいたい孤独になる。
離婚相談をしていると、とても多いタイプの人がいます。
・私は間違っていない
・言っていることは正論
・常識的に考えておかしいのは相手
一つひとつ、確かに正しい。
言っている内容も、理屈も、間違っていない。
でも不思議と、そういう人ほど周りに人が残らない。
正しさを証明する会話は、必ず「勝ち負け」になるからです。
相手が黙れば「ほら、私が正しかったでしょ」
相手が反論すれば「まだ分からないの?」
こうして、正しい人は一人になる。
夫婦関係も同じです。
正しさを積み上げた先に、必ずしも幸せがあるわけじゃない。
現場で見てきた限り、本当に関係を立て直した人は、こう言います。
「正しいかどうかより、自分はどう在りたいかを考えました」
これは負けではありません。
大人の選択です。
正しさは、人を黙らせることはできる。でも、人をつなぎ止める力はない。
孤独になりたくないなら、正しさを証明する人生から、一度降りてみる。
それだけで、見える景色は変わりますよ。