■ 1. 東京都女性活躍推進条例の成立
- 17日に東京都女性活躍推進条例が成立
- 都民ファーストの会や国民民主党の都議が条例の意義を強調する発信をネット上で相次いで行っている
- 条例は性別による無意識の思い込みの解消の啓発であって個人の内心に踏み込むものではないと理解を求める内容
■ 2. 採決の結果と反応
- 採決で賛成したのは都民ファーストの会自民党立憲民主党会派公明党共産党国民民主党と無所属4人のうち3人
- 小池百合子都政に対しては過激な抗議行動も見られる
- 女性活躍推進条例が可決された都議会本会議閉会直後に傍聴席から小池さんいつまでもそこに座っていられると思うなよなどとやじが飛んだ
- 都民ファの荻野稔氏は退場と傍聴規則に基づいた対応を求めた
■ 3. 生理痛体験会の方針表明
- 9日の都議会本会議で松本明子副知事が質問に対して答弁:
- 女性が職場で個性や能力を十分発揮していくためにはその基盤となる健康の保持が重要
- 今般提出した条例案では事業者の責務として女性特有の健康課題への配慮を定めている
- 今後男性管理職を対象とした生理痛の体験会等の具体的な事例を指針で示すなど事業者の取組を促していく
- 生理痛の体験会を指針に盛り込む方針を表明
■ 4. 都民ファーストの会の説明
- 荻野氏はABEMAの番組で説明:
- あくまで副知事が取り組みの中の一例として挙げたもの
- 基本的には都や事業者経済団体都民で意識を変えていこうという話
- 生理痛体験だけをやろうという条例ではない
- Xでは生理痛体験を強制させるとか言ってるのは全てデマですと指針盛り込みが強制と誤解されている事実を指摘
■ 5. 国民民主党の説明
- 国民民主党の宮崎大輔氏も同党墨田区議のユーチューブ番組で生理痛体験をたくさんある施策の一つと指摘
- Xでの投稿:
- 条例の条文についてどうこの規定を読めば思想・良心の自由表現の自由に違反する思想統制であるなどと理解できるのか
- それこそ思い込みではないか
- 一部の皆様には条例の内容を今一度確認いただき思い込みを解消いただくように切にお願いする
- 別の投稿:
- 生理痛の体験は数ある施策のごく一部でもちろん強制するものではない
- さも生理痛の体験だけを都が推してるかのような記事で産経新聞によるミスリーディング
- 産経新聞の最近のミスリーディングには極めて不信感を覚えている
■ 6. その他の議員の反応
- 同党の福井悠太氏も一部メディアが生理痛体験会にフォーカスした報道をされていることでミスリードに繋がっていることを強く懸念していますと述べた
- ただし答弁した松本氏への批判は見当たらない