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国立情報学研究所の新井紀子教授が科研費と思われる研究助成金の審査で同業者を恫喝していて面白い

要約:

■ 1. 新井紀子教授の主張への疑問

  • 新井紀子氏は東ロボくんはMARCHに入れそうだが日本の子供たちは教科書を読めていないからAIに仕事を奪われるというストーリーで大ヒット中である
  • 著者は彼女の論には色々と胡散臭いところがあるのではないかという立場である
  • ランダム率と名付けたランダム並みよりもましとは言えない受検者が何割いるかということを計算した数字がある
  • わざとマスコミ大衆受けするために盛り気味の数値が出るようにしているのではないかという気がする
  • そんなのは誤読するほうが悪い論文よく読めばわかるだろという話かもしれない
  • 読解力ならばOECDのPISAも毎回調べている項目である
  • PISA2015では日本の子供の読解力を調べた結果:
    • OECDがここに達しないとまともな社会生活が出来ないとしているレベル2に届かないレベル1以下の子の割合が日本は13%弱である
    • フィンランドは11%である
    • OECD平均は20.1%である
    • 言うほど悪くなくないかとも思われる

■ 2. 科研費審査における恫喝問題

  • 洒落にならないと思われるツイート内容:
    • そういう方のお名前はリストにしてある
    • どんなにドラマティックな申請書をコピペを駆使して書いてきてもこいつは例示と証明の違いもわからない人だったよねと覚えておくことで誤った税金の使い方をしないで済むようにする
  • 他の研究者から批判されたのを根に持っている
  • 税金といっているから科研費のことなのではないかと思われる
  • その審査が回ってきたらリストと照らし合わせて落としてやると宣言しているツイートである
  • 科研費には審査委員がいっぱいいてみんな研究者である
  • 申請書はそういう人が審査している

■ 3. 科研費審査のあり方への批判

  • 科研費は申請書の中身を見てその科学的な可能性と価値をもとに審査すべきものである
  • 誰が申請しているかを見てこいつは自分の話を自分が考えているように理解しなかったから落としてやるというのは科学者としてはなかなか面白いキャラである
  • 科学者には研究者としての役割と教師としての役割がある
  • どちらにしても自分の研究内容を他人にわかりやすく伝えられなければ仕事にならない
  • 仕事にはなるかもしれないが本当に良い仕事自分の知的創造を知の共同体に贈与し広めるという賃仕事の枠を越えた人類の進歩に寄与するための仕事という部分ではキビシイ
  • 私の説明でわからなければわからない人が悪いし私の説明を理解出来ない人間に科研費など与えるのは誤った税金の使い方ということであればええんかそれでという批判である

■ 4. 著者の立場と留保

  • 著者は彼女の自慢のRSTを受けたことはない
  • 立教大学と金沢大学でしか学位をもらっていないので東ロボくん未満の読解力である可能性はある
  • もしかしたら彼女はここに書いたようなことは主張していないのかもしれない
  • 彼女の真意は彼女にしかわからない

■ 5. 理解と解釈の哲学的問題

  • ある人が考えていることの内容を別の人間はいかにして理解可能なのかそれは本当に理解したと言えるのかという問題は哲学の問題として昔から綺羅星のような偉大な思想家研究者たちが考えてきた論点である
  • 社会学のマックス・ウェーバーや言語哲学のドナルド・デイヴィドソンなどが該当する
  • 名前が出ただけで深々とアタマを下げたくなる存在である
  • その列に新井紀子という名前が加わるのかどうか目が離せない

MEMO:

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