最近やや白熱している「アートメイクやタトゥーが入っているとMRIを断られる」件について。
現場のリアルを言います。
「私のインクはFDA認可済みの金属少ないやつだから大丈夫」は、残念ながら通用しません。
医療機関側が検査の直前にその成分を正確に確認・証明することは不可能だからです。
万が一の事故を防ぐため、今の時代、断るしかないのが実情です。
私が以前いた、高度救命救急センターのある大病院ですら、「少しでもタトゥー等の体内金属があれば100%MRI不可」という厳格なルールがありました。
どれくらい厳しいかというと、
『入院中の患者さんにMRIが必要になった際、タトゥーが少し入っていたせいで、わざわざ他院へ搬送してMRIだけ撮ってもらい、また戻ってくる』
という事態が実際に起きていたほどです。
病院の規模や、使ったインクの質は関係ありません。 全ては「病院独自のルール」に依存します。
これが何を意味するか。
例えば「脳梗塞」など、治療開始までのスピードがその後の人生(予後や後遺症)を決定づける病気になった時。
「アートメイクがあるせいで自院で検査できず、受け入れてくれる他院を探して搬送する」
というタイムロスは、致命傷になりえます。
いざという時、自分の命や体にそれほどの甚大な不利益を被るリスクを覚悟してまで、アートメイクをしますか?
これから入れる方は、この現実を一度真剣に考えてみてください。