■ 1. 「教えてもらう態度」への問題提起
- 優秀なエンジニアの証言として「お礼も言わず教えてもらって当然と思う人物への理解に苦しむ」という発言が紹介されている
- 面倒見の良いとされる人物も「態度の悪い人間には我慢ならず放置していた」という姿勢を持つ
- 別の知人の会社でも「態度の悪い人物」がたびたびトラブルを引き起こしていた
■ 2. 職場における態度問題の具体例
- コンサルタントの事例:
- 英語が堪能で知識があり仕事もできたが遅刻が多く期限を守らず反省しない人物だった
- 先代社長は欠点を目をつぶって起用し続けたが新社長が「他の社員への示しがつかない」として退職を命じた
- 新人社員の事例:
- 同じミスを繰り返すが反省せず「やらなければいけないと思わなかった」と泣き出して帰宅した
- 帰宅後に街で笑顔で電話しているところを目撃され社長に「変な人材を雇った」と判断された
■ 3. 調査が示す「態度」の重要性
- 労働政策研究・研修機構の調査によれば日本の職場では能力や成果よりも「態度の悪さ」が雇用終了の判断において重要な基準となる
- 言葉の上では「能力」を理由としていても内容を仔細に見ると「態度」がその遠因にあることが多い
- 「態度の悪さ」への問題意識は会社側と労働者側でほぼ差がなく労使協同で態度の悪い労働者を責める配置状況になりがちである
- タクシー会社の例では労働組合自身が「遅刻や苦情への注意にも自分の正当性ばかりを主張し改善が見られない従業員」の退職勧奨を会社に要請した
■ 4. 「態度の悪さ」の4類型
- 反省の色がなく改善しようとしない:
- 同じミスを繰り返すが悪びれない
- 周囲のせいにし無礼で自己の正当性ばかりを主張する:
- 他責思考で周囲との摩擦が絶えない
- 遅刻や無断欠勤が目立つ:
- 全般的にルーズである
- 業務命令を拒否する:
- 上司の命令に従わない
■ 5. コミュニティルールとしての「態度」
- 「態度の悪いやつの排除」はYoutubeやTwitterのBANやオンラインゲームのチート対策と本質的に同じである
- ルールに従わずフリーライドしメンバーから搾取しようとする存在を排除することはコミュニティを健全に保つための必須条件である
- 日本の職場は「メンバーシップ」すなわち共同体であり「態度の悪さ」が致命的な意味を持つ
■ 6. ギバー・マッチャー・テイカーの戦略的対応
- 米国心理学者アダム・グラントの研究によれば「無償で与え続ける」と相手がテイカーであった場合に自分が損をするだけになる
- 最初はギバーとして接することが望ましいが相手の態度が悪ければマッチャーとして相応の対応をとることが正しい戦略である
- 「態度の悪いやつ」は「成果を出さないやつ」よりもたちが悪く経営者・労働組合・プラットフォーム全体がコミュニティから排除しようとするのは当然の振る舞いである